旅行好きがニーズ別にオススメ。海外でスマホをネット接続する3つの方法と注意点

海外旅行
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海外旅行先では事ある度にスマホが大活躍します。

写真を撮ったり、Google Mapsでホテルの場所を探したり、友達に写真を送ったりと、不可欠と言っても過言ではないですね。

このように海外でスマホを使うには、スマホ本体の準備はもちろん、現地でインターネットに繋げられるようにする方法(SIMカードやレンタルWi-Fi)も必要です。またその方法はいくつかありますが、個人的にはいくかの方法を組み合わせるのが良いと思っています

この記事では、ほぼ毎年海外旅行をしている経験から、ニーズ別の方法と注意点をお伝えします。

ニーズに合わせて、方法を組み合わせる

スマホを海外旅行先でネット接続する方法は、5つほどあると思います。

  • 現地でプリペイドSIMカードを購入する
  • 国内で購入したプリペイドSIMカードを持っていく
  • 国内で契約したレンタルWi-Fiを持っていく
  • 国内で利用しているSIMカードを、現地でも使う
  • 現地のフリーWi-Fiを使う

ネット接続の方法をどれか1つだけに限定するのではなく、ニーズに合わせてメイン、サブ、保険用それぞれのネット接続方法を組み合わせて利用するのが良いと思います

ニーズ別に紹介します。

【ニーズ】旅行先で国内と同じようにスマホを使いたい

あまりお金をかけずにこのニーズに対応する方法は、2つあると思います。

【方法】現地で買ったSIMカードをメイン利用する

僕が最もよく使う方法です。

現地の携帯ショップやコンビニなどでプリペイドSIMカードを買って、スマホに挿して使うことをメインとします。

メインの接続方法現地購入したプリペイドSIMカードを使う
サブの接続方法現地のフリーWi-Fiを使う
保険用(心配なら)国内でプリペイドSIMカードを事前購入して持っていく

フリーWi-Fiが使える場所では、フリーWi-Fiを使います。

また、現地で購入するSIMカードが上手く接続できない時や、到着当日にショップが閉まっている場合などに備えて、保険として国内でプリペイドSIMカードを事前購入して持っていくと安心です。

この事前購入するプリペイドSIMカードを複数の国で使える周遊型にしておけば、乗り継ぎの空港でもネット接続できます。空港によってはフリーWi-Fiが繋がりにくいことがありますから。

安い

現地でプリペイドSIMカード購入するほうが、日本で事前に海外用のSIMカードを買ったり、レンタルWi-Fiを持参するのに比べて安くなることがほとんどです。

例として、僕がハンガリー旅行で現地購入したプリペイドSIMカードと、他のサービスを比較してみます。

この時の旅行期間は1週間。Google MapsとFacebookメッセンジャーをメインで使い、使った容量は1週間で1GBくらいでした。

使えるデータ容量料金最安との金額差
現地購入したプリペイドSIMカード1.5GB約600円0円
日本で購入できるプリペイドSIMカード
(Three 1GB / 30日タイプ)
1GB950円約350円
イモトのWi-Fi
(ハンガリー)
1GB/日13,160円/週
(1,880円/日)
約12,560円

現地購入のSIMカードとThreeのプリペイドSIMの価格差はわずか350円なので、Threeもありと思います。ただし、Threeの回線は3Gです(一部地域を除く)。

イモトのWi-Fiの料金は1日ごとに発生します。なので、1週間滞在すると1,580円 × 7日間で13,160円かかり、現地購入したSIMカードとの価格差は約12,560円です。

どこでもネット接続できる

日本国内で日常利用している感覚でスマホを現地で使えるわけですから、電波さえ届けばネット接続できます。

【注意点】SIMロックフリーのスマホが必須

旅行先で購入したSIMカードを使うには、スマホのSIMロックが解除されている必要があります。

【注意点】利用するスマホと現地の通信方式の相性が合わない場合がある

スマホの通信方式は国によって異なり、利用するスマホによっては現地のSIMカードが使えない場合があります。

ただし、これは事前にチェックできるサイトがあります。スマホのモデルと旅行先の通信キャリアを選択するだけで相性をチェックできます。事前にチェックしておくと安心です。

【注意点】海外旅行者は、プリペイドSIMカードを買えない国がある

ドイツなど、旅行者へのプリペイドSIMカードの販売を規制している国があります。

【注意点】携帯ショップが混雑していることがある

混んでいると待つ必要があり、せっかくの滞在時間が削られる恐れがあります。ですが、1週間以上など長期の滞在であれば気にせず待っていいと思います。

【注意点】スマホの表示言語を英語に変えておく

携帯ショップでは、SIMカードの販売だけでなく設定もしてくれる場合があります。その時、スマホが日本語表示だと店の人が設定できません。事前に英語に変えておきます。

【注意点】手間がかかる場合がある

購入の際に身分証の登録が必要だったり、コンビニで購入するSIMカードは開通設定を自分でする必要があったりします。

携帯ショップで買えて、店員が設定してくれる場合は15分程度で終わります。

【注意点】複数の国を周遊する場合は、都度購入する必要がある

その国でしか使えない場合がほとんどだと思うので、いくつかの国を周遊する場合には各国でプリペイドSIMカードを購入する必要があります。まぁ、慣れている人であれば大したこと無いと思います。

【注意点】トランジットする空港では使えない

経由地の空港では、旅行先で購入したプリペイドSIMカードは使えません。ロシア→ドバイ→日本というフライトであれば、例えば、ロシアで購入して使っていたSIMカードを利用して、ドバイ空港でネット接続することはできません。

また「どの空港にもフリーWi-Fiがあるから、SIMカードを使えなくても大丈夫」と思ってたら、フリーWi-Fiに繫がらなくて困ったりします。

例えば、僕がロシアに旅行した際、途中で乗り換えたドバイ国際空港にはフリーWi-Fiがあるのですが、とても混雑しており全く接続できませんでした。インフォメーションの人に聞いても「接続する人が多いのよ。ごめんなさい。」とのことで。

旅行先で購入するプリペイドSIMカードは、旅行先の国でしか使えないことがほとんど。なので、経由地の空港でも快適にネット接続したい場合は、周遊型のプリペイドSIMカードがあれば安心です。

【注意点】SIMカード入れ替え用のピンを持っておく

SIMカードをコンビニで買って自分で入れ替える必要がある場合は、ピンが必須です。財布などに忍ばせておくと安心です。

また日本に帰国した時にも、国内で使っているSIMカードに入れ替える必要があります。

【方法】国内でプリペイドSIMカードを事前購入して持っていく

日本国内で事前購入したプリペイドSIMカードをメイン利用する方法です。

メインの接続方法国内でプリペイドSIMカードを事前購入して持っていく
サブの接続方法現地のフリーWi-Fiを使う
保険用(心配なら)現地購入したプリペイドSIMカードを買う

フリーWi-Fiが使える場所では、フリーWi-Fiを使います。

そして、もし事前購入したプリペイドSIMカードを使って現地でうまくネット接続出来ない場合は、現地でプリペイドSIMカードを購入することを代替案にします。

レンタルWi-Fiよりは安い

先述のとおり、現地でプリペイドSIMカードを買うよりは高くなる可能性がありますが、レンタルWi-Fiや国際データローミングよりは安くなります。

どこでもネット接続できる

現地でプリペイドSIMカードを買って使う場合と同じですね。ただし、SIMカードによっては3G接続になる場合があり、回線速度が遅くなります。

トランジットする空港で使えるようにできる

トランジットする空港でも利用可能なプリペイドSIMカードであれば、乗換便を待っている間も安心してネット接続できます。

【注意点】3G接続になる場合がある

SIMカードや国によっては、4G接続ではなく3G接続になるものがあります。

LINE通話やテキストチャットならそれほど問題はないでしょうが、写真を送ったり、テレビ通話など容量を多く必要とすることをする場合は注意が必要です。

【注意点】旅行先の国で使えるSIMカードを買う

事前に購入するプリペイドSIMカードは、利用できる国や地域が決まっています。よく確認して購入しましょう。

【注意点】SIMロックフリーのスマホが必須

現地でプリペイドSIMカードを買う場合と同じく、利用するスマホはSIMロックフリーである必要があります。

【注意点】自分でアクティベーションする必要がある

プリペイドSIMカードをスマホで使えるよう設定する必要があります。が、これは簡単です。購入するSIMカードの説明書などにも方法が書いてあると思います。

【注意点】SIMカード入れ替え用のピンを持っておく

先程書いたとおりです。

SIMカードの入れ替えは自分でする必要があり、SIMカードをスマホから取り出す際にはピンが必要です。

また日本に帰国した時には、国内で使っているSIMカードに入れ替える必要があります。

【ニーズ】スマホもPCも使いたい。また、複数人で使いたい

【方法】レンタルWi-Fiをメイン利用する

主要都市だけに滞在する場合や、いろんな場所でPCを使いたい場合、そして複数人で旅行する場合は、イモトのWi-FiなどのレンタルWi-Fiを借りるのもありです。

メインの接続方法国内でレンタルWi-Fiを事前レンタルして持っていく
サブの接続方法現地のフリーWi-Fiを使う
保険用(心配なら)国内でプリペイドSIMカードを事前購入して持っていく

ノマド的に働く人であれば、確実にネット接続できる必要があるのでレンタルWi-Fiがいいソリューションになると思います。

プリペイドSIMカードでテザリングできるものもあるとは思いますが、確実にネット接続できる環境が必要であればレンタルWi-Fiがあると安心です。

また、複数人で旅行する場合で、かつ各人がプリペイドSIMカードを契約するのが面倒であれば、この方法もありと思います。

スマホでもタブレットでもPCでもネット接続できる

ノマドワーカーにはとても便利だと思います。無制限プランにすれば、場所もデータ容量も気にせずネット接続ができます。

複数人で共有すれば、安くなる

レンタルWi-Fiは、プリペイドSIMカードに比べて割高です。ですが。複数人で共有すれば1人あたりの金額は安くなります。

例えばイモトのWiFiであれば、1日1GBプランは1,690円/日。4名で共有すると、1名あたり約422円/日。プリペイドSIMカードよりは割高ですが、許容範囲ではあります。

無制限プランがある

Instagramなどに頻繁に動画や写真をUPしたい人であれば、レンタルWi-Fiの無制限プランは価値があると思います。データ容量を気にせず使えます。

(プランによっては)トランジットする空港で使える

乗継便を待つ時間も快適にネット接続したい場合は、その空港のある国でも使えるプランを選べば実現できます。

繋がるかわからない空港のフリーWi-Fiからストレスを与えられることを避けられます。

【注意点】高くなる

プリペイドSIMカードに比べて、高くなります。

単価も高いですし、1日ごとの利用料なので、総額は滞在日数が多さに比例します。

使えるデータ容量料金
現地購入したプリペイドSIMカード1.5GB約600円
Threeデータ通信プリペイドSIM1GB950円
イモトのWi-Fi1GB/日1,880円/日

【注意点】主要都市以外では使えない可能性がある

例えば、イモトのWiFiのハンガリーでの利用可能都市を見ると、ブダペストのみが表示されています。

つまりハンガリーであれば、ブダペスト以外の都市では使えない可能性があります。郊外にも旅行する場合には事前チェックが必要です。

【注意点】複数人で共有する場合、個別行動しにくくなる

常に一緒に行動するのであれば問題ありませんが、それぞれ個別行動をするとWi-Fiに繋げられる人と繋げられなくなる人が出てきます。

【注意点】バッテリーは一日持たない

例えばイモトのWiFiであれば、連続稼働時間は4〜5時間程度とWebサイトに記載されています。

スマホだけでなく、WiFiルーターのバッテリーにも注意する必要があります。

オススメしない方法

ネット接続方法を1つに限定するのはあまりオススメしません。以下の3つの方法は特にオススメしません。

無料Wi-Fiスポットだけを使う

ホテルや空港、カフェなどで無料提供されているWi-Fiを使う方法です。便利なのですが、海外滞在中のメインの接続方法として考えるのはオススメしません

緊急時の連絡手段になりえない

オススメしない最大の理由はこれです。

海外旅行先で事故、病気、クレジットカード盗難などに遭った際、すぐに大使館やクレジットカード会社、保険会社、知人に連絡できません。

運良くその場所にフリーWi-Fiがあれば良いですが、混雑していれば繋がりませんし、郊外であればフリーWi-Fiスポットが少なく余計に危険です。田舎の散策や海、ハイキングなどの自然の中でのアクティビティであればなおさらです。

接続できると限らない

フリーWi-Fiは、その場所にいる人がだれでも繋げられます。接続しようとする人が多ければ多いほど回線が遅くなったり、途切れたり、最悪繋がらない可能性が高くなります。

先述したようにドバイ国際空港では、混雑のためにフリーWi-Fiに接続できなかったことがあります

『フリーWi-Fiがある = ネットに確実に接続できる』ではありません。

不便

安定して接続できるフリーWi-Fiがあったとしても、その場所へいちいち移動する必要があります。

その場で現在地や経路を確認したりできないため、限られた滞在時間をフリーWi-Fiスポットへの移動時間として浪費することになります。

国際ローミングだけを利用する

ドコモ、ソフトバンク、auなど、国内キャリアのSIMカードを差したまま、それを海外で利用する方法です。

国内の各会社が提携している現地の通信会社の回線を利用して、ネット接続する方法です。

料金がとんでもなく高い

びっくりするくらい高いです。ググるとたくさん記事が出てきますが、数十万、数百万も請求された人もいます

スマホは常時回線と接続しています。なので、国内で利用しているSIMカードを差したままであれば、通話やネットサーフィンをしなくても現地の回線と接続することになり、お高い金額を請求されます。

なので、旅行先でスマホに日本国内のSIMカードを挿したままの状態であれば、

  • 機内モードにしたままにするか
  • データローミング設定をオフにするか(通話だけできる)
  • 電源を切る

のどれかにしましょう。

海外パケット定額サービスだけを利用する

ドコモ、ソフトバンク、auなどが提供している海外パケット定額サービスを利用する方法です。

国内で利用しているSIMカードを挿したまま現地で利用します。

高い

国際ローミングに比べれば現実的な金額です。まぁ予算に余裕があるのであればアリかなぁ。でもモッタイナイ。

参考までに各キャリアの海外データローミングのプランを記載します。

NTTドコモの提供プラン

プラン名料金内容
パケットパック海外オプション980円/日契約中の国内パケット定額サービスまたは
料金プランのデータ量を利用

契約中のデータ量を超過した場合は、
国内同様に当月末までの通信速度が低下

ソフトバンクの提供プラン

プラン名料金内容
海外パケットし放題1,980円/日25MBまで。

「小さな写真1枚送ったら終わり」な容量。
この容量に収まることはありえない。
2,980円/日25MB以上。こっちが現実的な容量。

auの提供プラン

プラン名料金内容
世界データ定額490円/日要事前予約。

国内の各料金プランの月間データ容量や
データチャージのデータ容量購入分から消費。

音声通話、テレビ電話、SMS (Cメール)
国際SMSの利用には別途料金がかかる。

アメリカ(本土、アラスカ)
カナダ
ハワイ
韓国
台湾
香港
マカオ
タイ
プエルトリコ
米領バージン諸島
690円/日要事前予約。

上記を除く150以上の対象国、地域
980円/日上記すべての国、地域
海外ダブル定額〜1,980円/日約24.4MBまで。

「小さな写真1枚送ったら終わり」な容量。
この容量に収まることはありえない。
〜2,980円/日約24.4MB以上。こっちが現実的な容量。

【まとめ】個人的オススメは現地のSIMカードを使うこと

『現地で買ったSIMカードをメイン利用する方法』がオススメなんですが、注意点の数を数が一番多いですね笑

確かに事前にチェックする点があったり、ショップに行ったりする手間が発生します。それでも僕がオススメする理由は、『国内と同じ感覚でスマホを使える』のと『安い』からです。ちょっとした不便さを我慢しながら滞在するより、最初に少し手間をかけたほうが旅行を楽しめると思っています。

あ、でも、弾丸旅行であれば滞在時間がもったいないので、日本でSIMカードを買って持っていくのが良いと思います。

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