Zoomを利用して在宅勤務でオンラインミーティングをする人、増えてると思います。
オンラインミーティングでは映像も大切だと思うのですが、個人的には音声の質の方が優先度が高いと感じています。
相手の顔がとても綺麗な画質で見えるに越したことはないのですが、声が聞き取りにくいと台無しになります。そのためには、
- 速いネット回線
- いいマイク
が大切かと。
というようなことを他の人も思われているのかどうかはわかりませんが、2020年5月4日現在、コンデンサーマイクが軒並み売り切れてたり、品薄で価格が高くなってます。
コンデンサーマイクを購入する時に注意すべき点はいろいろあると思いますが、接続方法をよく確認したほうが良いです。この記事では2つの接続方法の違いを紹介しています。
USB接続とマイクケーブル接続がある
コンデンサーマイクには大きく、『USBで接続するコンデンサーマイク』と『マイクケーブルで接続するコンデンサーマイク』があります。
USBで接続するコンデンサーマイクの例
マイクケーブルで接続するコンデンサーマイクの例
USB接続するマイクの特徴
手軽にPC接続できる
マイクをUSBケーブル1本でPCと繋ぐだけです。マウスやキーボードをPCに繋ぐ感覚。
- コンデンサーマイク
USBケーブル(PCから電源供給)
- PC
なので、
- デスクの上がすっきりしやすい
- ノートPCであれば場所の移動がしやすい
- 「外出時に持ち出して別のPCに繋いで使う」がしやすい
ということですね。
若干高い(マイク単体だけを見たら)
『マイクケーブルで接続するコンデンサーマイク』に比べると、若干お高い印象です。
例として、MPM-1000というコンデンサーマイクの価格を見てみます。この製品には、
MPM-1000:マイクケーブルで接続
MPM-1000U:USBケーブルで接続
の2つがあります。
高騰する前の価格を比較してみます。まず、下の画像はMPM-1000の価格推移です。2020年2月10日の価格は6,000円です。
下の画像は、MPM-1000Uの価格推移です。2020年2月10日の価格は6,427円です。
6,427円 – 6,000円 = 427円の差があり、USB接続するMPM-1000Uの方が若干高いです。
ですが、『マイクケーブルで接続するコンデンサーマイク』をPCに接続する場合は、マイクとケーブルに加えて『ファンタム電源付きのオーディオインターフェイス』(後述します)という機械が必要です。
つまりトータル金額は、『マイクケーブルで接続するコンデンサーマイク』のほうが必ずしも安くなるわけではないです。というか、高くなることがほとんどだと思います。
マイクケーブルで接続するマイクの特徴
若干安い(マイク単体だけを見たら)
さっき触れた通り、
- USB接続のマイクの方が若干高い
- が、『マイクケーブル接続するコンデンサーマイク』をPCに接続するには、『ファンタム電源付きのオーディオインターフェイス』が必要
です。
オーディオインターフェイスが必要
『マイクケーブルで接続するコンデンサーマイク』をPCに接続する時は、『ファンタム電源付きのオーディオインターフェイス』が必要です。
逆の言い方をすれば、既にオーディオインターフェイスを持っている人は追加投資が必要ないので、『マイクケーブルで接続するコンデンサーマイク』も選択肢としてアリアリかと。
- コンデンサーマイク
マイクケーブル(オーディオインターフェイスから電源供給)
- オーディオインターフェイス
USBケーブル
- PC
オーディオインターフェイスって?
オーディオインターフェイスとは、その名の通り『音のインターフェイス』。音の情報がPCに出入りできるようにするドアみたいなものです。
これもマイクと同じく、たくさんの製品が存在します。
少し前は、自宅で楽器を録音、いわゆる宅録やDTMをする人の家には必ずと言っていいほどあるものでしたが、今はゲーム実況や動画配信を行う人たちにも利用されるようになっています。
そんなニーズに応えて、YAMAHAが動画配信もやりやすいオーディオインターフェイスを販売しています。利用シーンを正しく想定してか、ミキサーの機能も付加してよく出来ています。品薄で馬鹿げた価格になってますが(笑
ファンタム電源って?
コンデンサーマイクは電源供給が必要です。
つまり、『マイクケーブル接続するコンデンサーマイク』をPCに接続するには、電源供給ができるオーディオインターフェイスが必要です。
電源供給できるオーディオインターフェイスには、『ファンタム電源』というものが付いています。なのでコンデンサーマイク用にオーディオインターフェイスを新たに購入する時は、『ファンタム電源付きのオーディオインターフェイス』を選ばないとダメっす。
複数マイクの同時利用がしやすくなる(拡張性)
あんまりないと思いますが、例えば2台のコンデンサーマイクを同時利用したい時は、『マイクケーブルで接続するコンデンサーマイク』が良いと思います。
利用するオーディオインターフェイスに、マイクのインプットが2つあればできます。もしくはミキサーを買うか。
最初はUSB接続のマイクでいい気がする
「Web会議の音声の品質を上げたい」という目的だけなら、USB接続のマイクで十分だと思います。オーディオインターフェイスを持っている人の方が少ないと思うし。
で、安いマイクを買ってもPCやスマホ内蔵のマイクより音質は良い(と思う)ので、無理して高い物を買う必要もないと思います。