ホームプロジェクターのXGIMI Elfinを使いまくっている乃木介@twitterです。
買う際に比較検討したのが、Anker Nebula Cosmos(ネビュラ・コスモス)。
900ANSIルーメンと明るめで、10Wスピーカが2基搭載。
日常使いであれば、外部スピーカー無しでも十分使えるホームプロジェクターです。
気になって借りて使ってみました。
本記事では、Anker Nebula Cosmos(ネビュラ・コスモス)のレビューを書いています。
外観、付属品
本体
形は、たまごのような楕円形。なんかカッコいいです。
![](https://walkonlands.net/wp-content/uploads/2022/05/Nebula-Cosmos_1-1024x577.jpg)
重さは2kg。片手で持とうと思えば持てます。
![](https://walkonlands.net/wp-content/uploads/2022/05/Nebula-Cosmos_6-1024x577.jpg)
前面の右側にレンズ、左側にセンサーがあります。
![](https://walkonlands.net/wp-content/uploads/2022/05/Nebula-Cosmos_4-1024x577.jpg)
背面には、電源ボタンやポートがあります。
![](https://walkonlands.net/wp-content/uploads/2022/05/Nebula-Cosmos_2-1024x577.jpg)
![](https://walkonlands.net/wp-content/uploads/2022/05/Nebula-Cosmos_3-1024x577.jpg)
レンズの左右に10Wのスピーカー。
![](https://walkonlands.net/wp-content/uploads/2022/05/Nebula-Cosmos_17-1024x577.jpg)
![](https://walkonlands.net/wp-content/uploads/2022/05/Nebula-Cosmos_16-1024x577.jpg)
裏側には三脚用のネジ穴があります。
![](https://walkonlands.net/wp-content/uploads/2022/05/Nebula-Cosmos_7-1024x577.jpg)
![](https://walkonlands.net/wp-content/uploads/2022/05/Nebula-Cosmos_8-1024x577.jpg)
主なスペックは以下の通り。
Nebula Cosmos | |
---|---|
サイズ | 幅:約28.9cm 奥行:約19.8cm 高さ:約8.8cm |
重さ | 約2.0kg |
明るさ | 900ANSIルーメン |
解像度 | 1920 x 1080(1080p) フルHD |
スピーカー | 10W × 2 |
メモリ | 2GB |
ストレージ | 8GB |
OS | Android TV 9.0 |
入力ポート | HDMI 2.0 x 2 USB-A x 2 |
出力ポート | 光デジタル × 1 |
Wi-Fi | 2.4/5GHz 802.11a/b/g/ac |
Bluetooth | Bluetooth 4.2 |
リモコン
リモコンも、本体と同じく黒。
![](https://walkonlands.net/wp-content/uploads/2022/05/Nebula-Cosmos_10-1024x577.jpg)
軽くて持ちやすいです。
![](https://walkonlands.net/wp-content/uploads/2022/05/Nebula-Cosmos_11-1024x577.jpg)
![](https://walkonlands.net/wp-content/uploads/2022/05/Nebula-Cosmos_12-1024x577.jpg)
![](https://walkonlands.net/wp-content/uploads/2022/05/Nebula-Cosmos_13-1024x577.jpg)
単4電池2本で稼働します。
![](https://walkonlands.net/wp-content/uploads/2022/05/Nebula-Cosmos_14-1024x577.jpg)
電源コード、アダプタ
アダプターは結構おおきいです。
![](https://walkonlands.net/wp-content/uploads/2022/05/Nebula-Cosmos_9-1024x577.jpg)
設置方法
そのまま置く
![](https://walkonlands.net/wp-content/uploads/2022/05/Nebula-Cosmos_18-1024x577.jpg)
本体をそのまま置いて使う方法です。
本体の高さと、投影したい高さが同じであれば、そのまま置いて使えます。
残念ながら、本体に角度調整機能はないです。
三脚を使う
![](https://walkonlands.net/wp-content/uploads/2022/05/Nebula-Cosmos_19-1024x577.jpg)
投影角度を調節したい場合は、三脚を使います。
僕が使っているのは、JOBY ミニ三脚 ハンディーポッド。3,000円でお釣りがきます。
天井から吊り下げる
天井に金具を取り付けて、吊り下げる方法です。
持ち家や分譲マンションなどであれば、この方法もありですね。
基本性能
明るさ
Anker Nebula Cosmosは900ANSIルーメン。電気をつけた室内でも普通に見れてます。
下の画像は、カーテンを閉めて室内の明かりをつけた場合。十分すぎるほど見れます。
![](https://walkonlands.net/wp-content/uploads/2022/05/Nebula-Cosmos_34-1024x577.jpg)
下の画像は、室内の明かりを消した状態。普通に眩しいくらいです。
![](https://walkonlands.net/wp-content/uploads/2022/05/Nebula-Cosmos_22-1024x577.jpg)
下は、主なフルHDホームプロジェクターの比較表です。
Anker Nebula Cosmosは同じ価格帯の他製品と比べて、かなり明るいプロジェクターだというのが分かります。
Anker Nebula Solar | XGIMI Elfin | Nebula Cosmos | XGIMI HORIZON | |
---|---|---|---|---|
明るさ | 400ANSIルーメン | 800ANSIルーメン | 900ANSIルーメン | 2200ANSIルーメン |
解像度 | フルHD | フルHD | フルHD | フルHD |
重さ | 2.17kg | 0.9kg | 2kg | 2.9kg |
価格 | 69,990円 | 85,200円 | 79,980円 | 129,800円 |
ちなみに、色んなプロジェクターを見ていると、『ルーメン』と表記されているものと、『ANSIルーメン』と表記されているものがありますが、これら2つは別物です。
『ANSIルーメン』は、米国国家規格協会が定めた光の明るさの尺度です。
一方『ルーメン』は、何かの規格や基準に基づいた数値ではないので、メーカーによって揺れが生じる可能性があります。
なので、規格に則った『ANSIルーメン』を見て比較するのが吉です。
プロジェクターの明るさの単位には【ANSIルーメン】というものがあります。ANSI(アンシ)とはAmerican National Standards Instituteの略で米国国家規格協会が定めたプロジェクターの規格です。投影面を9分割した場合の明るさの平均になります。
この【ANSI】とついてないルーメン表記の場合、性能上の最大値であったり、一部だけ明るいなどという可能性があります。
ルーメンで明るさを比較する際は【ANSI】と書いてあるかどうかチェックしましょう。
モバイルプロジェクターの選び方 – SANWA DIRECT
設置距離と画面サイズ
Nebula Cosmosは、30〜120インチでの投影に対応しています。
設置距離 | 画面サイズ |
---|---|
3.18m | 120インチ |
2.66m | 100インチ |
2.13m | 80インチ |
1.6m | 60インチ |
僕は設置距離が約1.1m、画面サイズが約40インチで使ってみました。
![](https://walkonlands.net/wp-content/uploads/2022/05/Nebula-Cosmos_35-1024x577.jpg)
オートフォーカス
起動すると、勝手にフォーカスを合わせてくれます。
![](https://walkonlands.net/wp-content/uploads/2022/05/Nebula-Cosmos_20-1024x577.jpg)
リモコンのフォーカスボタンを押しても、自動でフォーカスが合います。
![](https://walkonlands.net/wp-content/uploads/2022/05/Nebula-Cosmos_21-1024x577.jpg)
台形補正
垂直方向の台形補正は、自動で設定されます。
![](https://walkonlands.net/wp-content/uploads/2022/05/Nebula-Cosmos_1.gif)
水平方向の自動補正機能はないです。手動で行なえますが、その場合は、垂直方向も手動になります。
ズーム
ズーム機能で、画面サイズを小さくできます。
![](https://walkonlands.net/wp-content/uploads/2022/05/Nebula-Cosmos_2.gif)
スピーカー
Anker Nebula Cosmosのスピーカーは10Wが2つ。
普通に使う分には十分な音です。
僕がいつも使っているXGIMI Elfinのスピーカーよりも、音の迫力がしっかりしていました。
Android TV 9.0
動画配信アプリ
Anker Nebula CosmosにはAndroid TV 9.0が搭載されています。
![](https://walkonlands.net/wp-content/uploads/2022/05/Nebula-Cosmos_24-1024x577.jpg)
YouTube。
![](https://walkonlands.net/wp-content/uploads/2022/05/Nebula-Cosmos_26-1024x577.jpg)
Prime VideoやAbema TV、TVerなどの動画配信アプリもあります。
![](https://walkonlands.net/wp-content/uploads/2022/05/Nebula-Cosmos_27-1024x577.jpg)
Netflix
Netflixも見れますが、使い勝手が悪いです。
まず『Nebula Manager』をインストールして開き、その中で『Netflix』をインストールします。
![](https://walkonlands.net/wp-content/uploads/2022/05/Nebula-Cosmos_28-1024x577.jpg)
これでNetflixを開けますが、カーソルを操作して使う必要があります。
![](https://walkonlands.net/wp-content/uploads/2022/05/Nebula-Cosmos_29-1024x577.jpg)
このカーソルはリモコンでは操作できず、スマホを使う必要があります。
まず、スマホに『Nebula Connect』アプリをインストールします。
画面に表示されるCosmosをタップします。
![](https://walkonlands.net/wp-content/uploads/2022/05/Nebula-Cosmos_38-473x1024.jpg)
するとネットワーク上のCosmosが自動検出されます。これをタップします。
![](https://walkonlands.net/wp-content/uploads/2022/05/Nebula-Cosmos_39-473x1024.jpg)
表示される画面上で、指をスライドさせるとカーソルを操作できます。ページスクロールは2本指でスライドです。
![](https://walkonlands.net/wp-content/uploads/2022/05/Nebula-Cosmos_36-473x1024.jpg)
外部機器との接続
PC
![](https://walkonlands.net/wp-content/uploads/2022/05/Nebula-Cosmos_40-1024x577.jpg)
HDMI端子を使ってPCと接続できます。
少し遅延があるので、カンタンなプレゼンなどなら使えそうです。
ゲーム機を接続して使うのは、注意が必要です。
Chromecast built-in
![](https://walkonlands.net/wp-content/uploads/2022/05/Nebula-Cosmos_30-1024x577.jpg)
Anker Nebula Cosmosには、Chromecastが内蔵されています。
AndroidスマホやPCの画面やコンテンツを、キャスト(ミラーリング)できます。
Bluetoothスピーカーモード
![](https://walkonlands.net/wp-content/uploads/2022/05/Nebula-Cosmos_33-1024x577.jpg)
Nebula Cosmos自体をスピーカーとして使うこともできます。
『Bluetoothスピーカモード』にして、スマホやタブレットからBluetoothで接続して音楽を流すことmができます。
地デジチューナー
![](https://walkonlands.net/wp-content/uploads/2022/05/Nebula-Cosmos_32-1024x577.jpg)
地デジチューナーをつなぐことで、テレビ番組を見ることができます。
試しに地デジチューナーのピクセラ Xit AirBox Lite(サイト エアーボックス ライト)に接続してみたら、普通に見れました。
XGIMI Elfinというプロジェクターでの設定方法と同じで見れました。詳しい設定方法は↓の記事にまとめています。
【まとめ】設置して動かさないならオススメ
Anker Nebula Cosmosは台形補正ができますが、垂直方向のみ。
横方向の台形補正は手動で行う必要があります。つまり設置位置を動かす度に、ちょっと手間が発生します。
「設置位置をちょくちょく動かす」とか「天井にも映したい」などであれば、XGIMI Elfinが向いていると思います。
垂直方向も横方向も、自動で台形補正してくれて動かしまくっても大丈夫なので。
逆をいえば「一度設置したらほとんど動かさない」という使い方であれば、Anker Nebula Cosmosが良さげです。
スピーカーが大きく、この価格帯のプロジェクターでは明るい、900ANSIルーメンという強みが活きてきます。