マンション住まいの僕は、水道水を飲まずに買ってきたミネラルウォーターを使っていました。
買いに行くのが毎週末の日課になってましたが、1本2リットルのミネラルウォーターはなかなかの重さ。
「この買う手間や、ゴミの処理などの手間を軽くしたい」
ということで、三菱ケミカル・クリンスイのクリンスイMD101を買いました。
据え置き型やビルトイン型に比べて浄水機能は劣りますが、この値段と大きさでは十分すぎる浄水器です。
主にお米を洗う時に使っています。
この記事では、MD101の設置方法や感じた効果について書いています。
開封
スッキリとした箱。
入っていたのは、本体、カートリッジ、蛇口との接続部品、日付シール、取説。
このMD101はたいていの蛇口に取り付けられるようです。
僕はあまり確かめずに買いましたが、問題なく取り付けられました。
取り付け方法
うちの蛇口は、泡沫蛇口でした。なので、Bセットを使いました。
外ネジを回します。
カンタンに取れました。
Bセットには白と黒のリングがあります。試しに蛇口に合わせてみたら白が合いました。
白のリングにゴムパッキンをはめます。
次に本体に付いている白い回転リングを外します。
回転リングを先に入れて、ゴムパッキンをはめた白のリングをその下から締め付けます。締め付けには硬貨などを使います。
こんな感じになります。
付けた回転リングに本体をセットして完成です。
水の出し方は3種類
本体右のダイヤルを回すことで、水の出し方を変更できます。
出し方は3種類。1種類は浄水、他の2種類は水道水がそのまま出ます。
浄水(ストレート)
しずくのマークにすると、浄水された水が出ます。
浄水された水は左のカートリッジ下から出ます。
水道水(ストレート)
縦棒のマークにすると、水道水がそのまま出ます。
水道水が出る時は、本体の右寄りから出ます。
水道水(シャワー)
5本線のマークに合わせると、水道水がシャワーで出ます。
これも水道水なので、本体の右寄りから出ます。
除去できる物質
水道水に含まれる、15種類の物質を除去できるそうです。
13個の「家庭用品品質表示法」で定められた除去対象物質
遊離残留塩素 | 消毒用の添加物質ですが、水の味を残っています。 |
濁り(雑菌・固定鉛など) | 水の中にある微粒子等の濁りを発生させる物質です。 |
総トリハロメタン クロロホルム ブロモジクロロメタン ジブロモクロロメタン ブロモホルム | 総称を「総トリハロメタン」とし、 水道水源の有機化合物と塩素が反応してできるもので、 発がん性が指摘されています。 |
溶解性鉛 | 体内に蓄積されると胎児や乳幼児の知能障害を 引き起こす恐れがあります。 |
農薬(CAT) | 内分泌かく乱作用を有すると疑われる物質で、 除草剤に広く使用されています。 |
カビ臭(2-MIB) | いやな臭いは水の味を大きく損ないます。 |
テトラクロロエチレン トリクロロエチレン 1,1,1-トリクロロエタン | 主に工業用途に用いられますが、 肝臓や腎臓に障害を及ぼすとされ、発ガン性があると 言われています。 |
2個の「浄水器協会」で定められた除去対象物質
鉄(微粒子状) | 多くは水道配管(鉄管)に由来します。赤水などの原因となり、 味を損ないます。 |
アルミニウム(中性) | アルミニウム系凝集剤として浄水処理に使われています。 |
浄水能力
「家庭用品品質表示法」で定められた除去対象13物質
総ろ過水量 | 除去率 | |
遊離残留塩素 | 900L | 80% |
濁り(雑菌・固定鉛など) | 900L | 50% (ろ過流量) |
総トリハロメタン | 900L | 80% |
クロロホルム | 900L | 80% |
ブロモジクロロメタン | 900L | 80% |
ジブロモクロロメタン | 900L | 80% |
ブロモホルム | 900L | 80% |
溶解性鉛 | 900L | 80% |
農薬(CAT) | 900L | 80% |
カビ臭(2-MIB) | 900L | 80% |
テトラクロロエチレン | 900L | 80% |
トリクロロエチレン | 900L | 80% |
1,1,1-トリクロロエタン | 900L | 80% |
「浄水器協会」で定められた除去対象物質
総ろ過水量 | 除去率 | |
鉄(微粒子状) | 80% | |
アルミニウム(中性) | 80% |
効果
ミネラルウォーターを買いに行く手間が減った
2日で2リットル1本を消費してるので、月間だとざっくり15本、年間だと180本。
これを買って家に持って買える手間がなくなりました。
スーパーで買い物カゴのスペースも空くようになったので、気兼ねなくカゴに入れられるようになりました。
ミネラルウォーターを置く場所が空いた
いつも6本ほどストックしていたので、棚の中でかなりの場所を取っていました。
ペットボトルのゴミが減った
ペットボトル用のゴミ箱がいつも溢れ気味だったのが、解消されました。
ラベルを剥がしたり、潰す手間もその分減りました。
食器洗いで節水できる
浄水以外にも効果がありました。
MD101ではシャワーで水道水を出せます。
これで食器洗いをすると、ストレートに出る水と比べて食器が洗いやすいですし、結果的に水の量を減らせます。
費用対効果
1本約80円のミネラルウォーターを月間15本買っていたので、月間約1,200円、年間約36,000円。
僕が住んでいる大阪市の水道局によると、大阪市の水道代は1リットル約0.2円なので、月間約6円、年間約72円。
MD101の購入価格は約3,750円
1つのカートリッジの処理能力は900リットルなので、1年に2リットル×180本 = 360リットル使う僕の場合だと余裕で持ちます。が、念の為、年に3回交換したとして代えのカートリッジ代は年間だいたい約6,000円。
それぞれの費用を比較すると、こうなります。
ペットボトルのミネラルウォーター | 約36,000円 |
【初年度】MD101(水道代、本体代、交換カートリッジ代) | 約9,822円 |
【翌年以降】MD101(水道代、交換カートリッジ代) | 約6,072円 |
本体を購入する初年度だと約2.6万円、翌年以降であれば約3万円安くなることになります。(もちろん、ミネラルウォーターと浄水器の水は全く同じ品質ではありませんが)
オススメできる人
ミネラルウォーターの購入で疲れている人
僕みたいに一人暮らしならまだマシですが、複数人の家族で住んでいると水の消費量はそれだけ多くなります。
そんな大量のミネラルウォーターを買ってストックすることはかなりの重労働。
家で浄水できれば、かなり楽になると思います。
据え置き型やビルトイン型を使えない人
特に賃貸マンションだと、据え置き型やビルトイン型の浄水器の設置は難しいです。
MD101は蛇口に直接、それも自分でカンタンに設置できるので、賃貸マンションにお住まいの人にはいいと思います。
「ミネラルウォーターじゃなきゃダメ」じゃない人
MD101から出る浄水は、ミネラルウォーターと全く同じ品質というわけではないです。
「塩素臭さがなくなった水を飲めるならOK」という人にはオススメです。
【まとめ】お金も時間も節約できた
ミネラルウォーターの購入に比べて出費を抑えれましたし、スーパーで買ったり、家の棚にストックしたり、飲み終わったペットボトルを潰して捨てたり、といった手間もなくなりました。
たまにミネラルウォーターを使いたくなるので、今も少しだけ買ってはいますが、結果的に家事時短に繋がっているので総合的に満足しています。