「コロナでジムに行けない」「Switchはなぜか持っている」ということで、数ヶ月前にリングフィットアドベンチャーを買ってみました。
正直ナメてました。これはほんとによく出来た製品です。
これほどまでに、フィジカルに寄ったeスポーツはなかったのでは。
開封
結構大きめの箱です。
中身はリングコン、レッグバンド、リングフィットアドベンチャーのソフト。
リングコンにはクッションが2つ付いています。ここを持って操作します。
他にはJoy-Conを取り付ける部分。
裏側にJoy-Con(R)をスライドさせて付けます。
Joy-Con(R)を付けたところ。+マークが目印。
レッグバンド。これを左の膝上あたりに巻いて付けます。
ポケットがあり、ここにJoy-Con(L)を差し込みます。
これを左足の膝上に巻きます。
リングフィットアドベンチャーってどんなゲーム?
運動しながらステージをクリアする
メインはアクションRPGのようなアドベンチャーモードです。
マップ上のステージを順番にクリアしていきます。
またそれ以外にも特定の運動だけをしたり、リズムに合わせて運動したりするメニューもあります。
アドベンチャーモードではマップ上を移動し、ステージをクリアしながら進みます。
1マップが1ワールドという単位で、ワールドの最後にはボスがいます。
ステージに入るとプレイヤーが現れ、足踏みやスクワットをすると画面奥に向かって進んでいきます。
リングコンを押し込むと空気砲が出ます。これで道中の箱を潰してアイテムをゲットしたり、
リングコンを引っ張ってアイテムを吸い込んだりできます。
ステージ途中には敵もいて戦闘になります。
戦闘では運動メニューを選んでそれをこなすことで、敵にダメージを与えられます。
敵が強ければ強いほどライフが高く、それを削る必要があるため、必然的に運動の回数が増えます。
ステージクリア後には運動量のサマリーが表示されたり、脈拍を測ることもできます。
ショップがある
ワールドによっては買い物ができるよろず屋があります。
よろず屋ではウェアやスムージーを買えます。
ウェアは攻撃力や防御力を増加させてくれます。
スムージーは体力回復や攻撃力アップなどに役立ちます。
スムージーは自分でも作れます。作る時はリングコンを押し込んで作ります。
運動メニューは60種類以上
戦闘中に使うスキル(運動メニュー)は予め自分でセットしておきます。
そのスキルは腕、腹、足、ヨガと種類が分かれています。その日に自分が鍛えたい部位を重点的に選んでおくことができます。
また使えるスキルはプレイヤーのレベルが上がることで増えていきます。
腕のトレーニング。
腹のトレーニング。
脚のトレーニング。
ヨガのポーズ。
これ以外にも、目的別にスキルをまとめたパックもあります。
ミニゲームのステージもある
マップ上にはミニゲームができるステージもあります。
「通常のステージを走るにはしんどいけど、もうちょっと動ける」という時や息抜きに良いです。
ウォームアップやクールダウンの動きもある
ゲームの開始時や終了時に、ウォーミングアップやクールダウンのストレッチをすることもできます。
リングフィットアドベンチャーの効果
力の弱い人でも強い人でも効く
運動メニューは60種類以上あり、腕や脚といった部位ごとの運動はもちろん、筋トレ系やヨガ系、リズム系の運動もあります。
そして人に合わせて強度を設定することができるので、普段運動している人もそうでない人もちゃんと遊べます。
僕はずっと重量挙げをやっていてそれなりに体を動かしていますが、リングフィットアドベンチャーはめちゃめちゃ効きます。自分を追い込むようにプレイするとすぐに汗だくになるくらい。
「もうちょっとやりたい」と思ってしまう
経験値を積んでレベルアップしたり、新しい運動がでてきたりと、ストーリーを進めるごとに次への期待が生まれます。まさにゲーム。
なので、かなり疲れていても「あと1ステージだけ」という思考になり、自分を追い込めます。
面白いゲームほど「もうちょっとだけ」とズルズルプレイしてしまいます。これがリングフィットアドベンチャーでも起こります。よくあるゲームの特徴を運動を継続させることに活用しています。
トレーナーを付けずに1人でトレーニングする時って、「今日はこれをする」と事前にきちんと練習メニューを考えてやらないと途中で「こんなもんでいいかな」とグダグダになりがちです。
トレーナーの代わりに運動を促してくれるリングフィットアドベンチャー、ほんとよく出来てます。
キツイけど楽しい
リングフィットアドベンチャーは、自分の力や体力に合わせて運動強度を変更することができます。
僕は40分くらいで「そろそろやめようかな」と感じる程度の強度で遊んでます。でも40分経っても「もうちょっとだけやろうかな」と思うんです。しんどいんだけど楽しい。
数日前はしんどかった運動が楽になっている楽しさや、ゲームなのでステージをクリアする楽しさがあります。ゲーム中のストーリー進捗と自分の体の両方に成長を感じられます。
自然と毎日継続することになる
カンタンで分かりやすいものですがストーリーがあり、ストーリーを進めたりレベルが上がるごとに運動の種類も増えていきます。なので「今日もやりたい」と思ってしまうんです。つまり今日も運動をすることになるんです。
また運動を始めるまでの手間が少ないことも理由としてあります。
例えばジムで運動する場合は着替えて、持っていく物を準備して、ジムへ移動して、運動して、帰ってきて、というステップがあります。
これがリングフィットアドベンチャーだと家でできるわけですから、ジムの行き帰りがなくなります。手間も減りますし、移動時間がまるまる無くなるので全体に必要な時間も短くなります。
あと「あー、時間が微妙かも」「雨降ってるし」など、運動しない言い訳も消せます。
コロナのリスクを下げられる
現在運営しているジムはきちんと換気をしていると思いますが、不特定多数の人が集まる場所であることには変わりありません。個人的にはちょっと気が引けるので最近は行ってません。
リングフィットアドベンチャーは家でするので、このリスクが格段に下がります。
マンションでもプレイできる
こういう体を動かすゲームはダンスダンスレボリューションとか、古いものだとファミリートレーナーなどがありました。
これらに共通するのは、足音や振動でマンションでは遊びにくかったことです。
リングフィットアドベンチャーはその場で足踏みをすることで、プレイヤーを走らせてステージを進んでいきます。
この足踏みをスクワットに変えることもできます。なので床を踏む音や振動の発生を避けられます。
【余談】28時間ぶっ通しプレイでクリアする超人もいる
ゲームの世界にはRTA(リアルタイムアタック)というクリアまでのタイムを競うジャンルがあります。
このRTAはリングフィットアドベンチャーでも行われています。
2021年7月現在の世界記録保持者が日本人のえぬわたさん。タイムが28時間22分12秒。世界は広い。
プレイ中に使っているもの
化繊のTシャツ
綿のTシャツだと汗を吸って重たくなるし、通気性が悪いです。
サーキュレーション
汗だくになるので風は欠かせません。扇風機代わりに使っています。
ヨガマット
肘をつくプランクや、座ってお尻を支点にする腹筋運動をフローリングでやると痛いです。また脚を前後に開く運動だと脚が滑って危ないので使っています。
【まとめ】ジムより継続性があって安いし、楽しいゲーム
フリーウェイトを使った運動の代わりにはちょっと厳しいかもですけど、それ以外の運動なら十分。
リングコン一つでこんなに多彩な運動ができるってアイデアが素晴らしいです。カヌーを漕いだり、羽ばたいて空を飛んだり。
個人的にジムでも色んな器具を使って練習するより、シャフト1本で練習するほうが好きなのでそういう点でも気に入りました。
コロナのリスクを冒してジムに行くより継続しやすいですし、Switchごと買ったとしても半年くらいでジム代を回収できます。使わなくなったら売れるし。売るつもりないけど。
そしてゲームとしても楽しい。Switchで買ったゲームで一番楽しいゲームかもしれん。