いつも有線イヤホンを使っている乃木介です。
イヤホンは音質重視で選ぶので、ワイヤレスイヤホンは選択肢になかったのですが、外出先でのWeb会議に対応できるようにAnker Soundcore Liberty Air 2 Proを買ってみました。
なかなかの良品ですね、これ。AirPods Proよりコスパが良いです。
開封
なんとなく北米の匂いがするパッケージデザイン。Best Buyに陳列されてそうな雰囲気。
箱を開いたところ。箱は結構しっかりしてます。イヤホンとケースが見えます。
透明なカバーで覆われてて、つまみを持って開きます。
イヤホンとケースの下には、ケーブルとイヤーチップが入っています。イヤーチップは9サイズ。すごい。
ケース、イヤホン、ケーブルは黒で統一されてます。
ケースはなんか肌触りがいいです。スベスベというかヌルヌルというか。
ケース前面には、バッテリー残量を示すライトが3つ付いています。
背面には、充電用のUSB-C端子。
バッテリーは最大7時間持ちます。
通常モード | 最大7時間 (イヤホン本体のみ) / 最大26時間 (充電ケース使用時) |
ノイズキャンセリングモード | 最大6時間 (イヤホン本体のみ) / 最大21時間 (充電ケース使用時) |
ケースのフタは、上にスライドさせて開けます。
イヤホンの重さは10g、ケースは50g。
マイクは片方に3つ、合計6つあります。
スマホのBluetoothをオンにし、イヤホンをケースに入れフタを開けた状態にすると検出されます。
コーデックはSBCとAACに、防水は等級IPX4に対応しています。
スマホアプリをインストール
Soundcoreという専用アプリがあります。これを使って色んなことができます。
インストールしてログインします。僕はアカウントを持ってなかったので、アカウント登録しました。
ファームウェアの更新はダウンロードをタップしても開始せず、ちょっと手間取りました。
イヤホンを入れ直したりしたらインストールできました。
Soundcore Liberty Air 2 Proでできること
ノイズキャンセリング
ノイズキャンセリングは、4つのモードがあります。
交通機関 | 乗り物のエンジン音や走行音など、低周波ノイズを最小限に抑えます |
屋内 | 周囲の会話など中周波ノイズを低減します |
屋外 | 街中の環境音などのノイズを低減します |
カスタム | ノイズキャンセリングレベルを自由にカスタマイズできます |
試しに使ってみたら、これよく出来てます。周りの音が見事に聞こえなくなります。
街中で使うと、車の音すら聞こえなくなるくらい強力です。(危ないのでご注意)
ちなみに音楽を止めていても、ノイズキャンセリングは有効です。なので、耳栓にもなります。
外音取り込み
イヤホンを着けている状態でも、外の音を聞こえやすくする機能もあります。
ノイズキャンセリングとは逆ですね。
この外音取り込みには、2つのモードがあります。
全ての外音 | 全ての外音が聞こえます |
音声フォーカス | 他の外音に比べて、音声(会話やアナウンス等)をよりはっきりと取り込みます |
外音がよく聞こえるようになるので、だれかに話しかけられたりしても気付きやすいです。
ただ『声がする』ことに気づきやすくはなりますが、会話するにはちょっと厳しいです。
コンビニのレジなどではイヤホンを外したほうが良いです。マナー的にも。
イヤーチップ装着テスト
Anker Soundcore Liberty Air 2 Proには、大小様々なイヤーチップが付属しています。
そしてアプリを使えば、どのイヤーチップが自分の耳に合っているかを判定することができます。
耳の穴とイヤホンに隙間があると、音質やノイズキャンセリングに影響するので、正しいイヤーチップ装着をレコメンドする機能みたいなものですね。
テストはイヤホンを耳に装着した状態で、静かな場所で開始します。
ボタンの音のせいでうるさくなってます
テストを開始すると、ちょっと大きめの音楽が流れます。それが終わるとテスト結果が表示されます。
恐らく、音楽を流してその反響をマイクで拾って、密閉度を見ているのかと思われます。
イコライザー(音質設定)
音質を変更するイコライザーがついています。
プリセットを選んで変更したり、グラフィックイコライザーを自分で操作して、カスタム保存することもできます。
プリセットは22種類もあります。
音質設定ってプレイヤー機で行うものでしたけど、イヤホンでもできるようになりました。
音質の自動パーソナライズ(HearID)
自分で音質を選んだりいじったりする以外に、Anker Soundcore Liberty Air 2 Proが装着者の耳を分析して自動設定してくれる、HearIDという機能もあります。
やり方はイヤーチップ装着テストと同じ要領です。イヤホンを装着して静かな場所で行います。
片耳ずつテストが始まります。
聴力検査と同じように高音や低音の音が流れ、聞こえたら『はい』をタップします。
これで音域ごとの聴力を調べ、それに併せたイコライジングをしてくれるみたいです。よくできてるなー。
タップコントロールのカスタマイズ
Anker Soundcore Liberty Air 2 Proは、イヤホン自体をタップしたりすることで音量を上げたり下げたり色んな操作ができます。
有効なアクションは『シングルタップ』『ダブルタップ』『2秒間長押し』の3つがあり、それぞれに好きなアクションを割り当てられます。
シングルタップ | ダブルタップ | 2秒間長押し | |
音量小 | ✔ | ✔ | ✔ |
音量大 | ✔ | ✔ | ✔ |
次へ | ✔ | ✔ | ✔ |
戻る | ✔ | ✔ | ✔ |
再生 / 一時停止 | ✔ | ✔ | ✔ |
音声アシスタント | – | ✔ | ✔ |
モード設定 | – | ✔ | ✔ |
片耳再生
イヤホンを1つだけ装着して、片耳だけで使うこともできます。
外の音もよく聞こえるようにしたい時に便利です。
片耳再生をする時は、使わない片方のイヤホンを充電ケースに戻してフタを閉じます。
外すと再生ストップ
イヤホンを耳から外すと再生が止まり、着けると再生されます。
この機能はアプリで無効にすることもできます。
ワイヤレス充電
充電ケースはQiワイヤレス充電に対応しています。
僕はワイヤレス充電器を持っていないので、USB-Cで有線充電してます。
感じた効果
思ったより音が良い
ワイヤレスイヤホンが、音質面で有線イヤホンに敵わないのは当たり前。
とはいえ、これなら及第点は超えていると感じました。
僕は引き続き有線イヤホンをメイン利用しますが、たまに使うには十分すぎる音質です。
「別にそれなりに聞けたらいいじゃん」というニーズには、十二分に応えています。
Web会議も問題なし
僕はいつも、Movo VXR10というマイクを使ってWeb会議をしています。
一度、その代わりにAnker Soundcore Liberty Air 2 Proを使ってWeb会議をしてみたところ、全く問題ありませんでした。
Web会議の相手も「普通に聞ける」という評価。
ワイヤレスなので、出先でスマホでWeb会議をする場合に便利です。
AirPodsより安い
AirPods Proは30,580円、AirPodsは25,080円(2021年7月現在)。
Anker Soundcore Liberty Air 2 Proは、これの半額以下です。
Apple製品の接続先切り替えなど、Apple製品との親和性はAirPods Proに敵いませんが、価格面で大きな優位性を持っています。
しかもAirPodsよりも安くて、ノイズキャンセリングがあるわけですから。
「音質が好みじゃない」ということでなければ、有力候補になるかと。
色が黒
AirPodsが嫌だったもう一つの理由が、色です。
白ってイヤなんです。なんか着けてると目立つし。
【まとめ】ちょうど良いワイヤレスイヤホン
AppleのAirPods Proって高いんですよねぇ。
ちなみに僕が使っている有線イヤホンのCKS1100Xは、約2万円。
AirPods Proの機能や利便性は分かってはいるのですが、どうしても「CKS1100Xより高いのに、それよりも音が悪いイヤホンを買う気にならん」と思ってしまいます。
そんなひねくれた僕にとってSoundcore Liberty Air 2 Proはちょうど良い製品でした。
価格面ではちょうど良く、音質と機能は十分すぎます。いい買い物でした。