2015年に買ったMacBook Airを、今もがんばって使っています。
まだネットサーフィンくらいなら大丈夫なんですが、Lightroomで写真現像するような負荷の高い処理をすると熱を持ってカクつき始めます。
その問題を解決してくれそうなガジェットがAmazonで手頃な値段であったので、買ってみました。またどれだけ冷却できるのか検証もしました。
開封
細長い箱が来ました。
縦置きすると、扇風機としても使えます。
ノートPCだけでなくタブレットでもOK。
中身は本体と電源ケーブル。
本体側面にスイッチ兼風量調節があります。風量は3段階。
電源ケーブルは、USB Aと丸い電源端子。
ケーブルを差すとこんな感じ。差込口は、本体の後ろにあります。ケーブルの長さは1.5m。
前面にはスタンドが収納されています。
スタンドを回すとスタンドが立ちます。タブレットで使う時は、スタンドの溝にタブレットを差し込みます。
スタンドの幅は約195~65mmで調節可能です。
MacBook Air (13-inch, Early 2015)を置くとこんな感じ。
安定度が高いので、僕はスタンドを寝かせた状態で使ってます。
効果検証の環境
ノートPCを冷やすのにどれくらい効果があるのかを調べました。
具体的には、PCに負荷をかけてバッテリーの温度を上げてからFAN-U177BKを使い、どれくらいバッテリー温度が下がるのかを測定します。
環境
使ったPCはMacBook Air (13-inch, Early 2015)。LGのウルトラワイドモニターに接続した状態で行いました。
スタンドは、立てずに寝かせた状態で行いました。
温度測定は、iStat Menusを使いました。
負荷のかけ方
Google Chromeで8つのウィンドウを開き、それぞれのウィンドウで動画を同時再生してCPUに負荷をかけ、CPU温度を100℃手前まで上げました。
ちなみに再生した動画はニコニコ動画の『ネットもテレ東』チャンネルで配信されていた『孤独のグルメ 世田谷区 経堂の一人バイキング』。
8人のゴローさんの見事な食べっぷりを見ながら検証。
効果検証してみた
最初にバッテリー温度を37℃まで上げた
まず、FAN-U177BKを使わない普通の状態で、CPU温度を100℃くらいの状態を維持して、バッテリー温度を37℃まで上昇させました。(MacBook Air本体のファンが回っている状態で37℃まで上げました)
ファン1で3℃下がった
37℃まで上がったところで、8つのウィンドウで動画をさせたまま、FAN-U177BKのファン1を作動させました。
すると、バッテリーの温度がどんどん下がり始めました。
ファン1を作動させてから10分ほどで、37℃から34℃まで下がりました。
ファン2、ファン3は変化なし
その後、ファン2、ファン3に切り替えて風量を上げましたが、温度は34℃から下がりませんでした。
負荷を掛けていない通常利用時で31〜32℃くらいなので、まぁそりゃそうか。
ファン2と3はノートPC冷却用というより、扇風機用かもしれませんね。
この条件であれば、ファン1で十分
正直、こんなに分かりやすく結果が出るとは思ってませんでした。
もっとCPUに負荷を与えたり、別のPCでならファン2やファン3で効果がでるのかも知れません。
少なくとも今回使ったMacBook Air (13-inch, Early 2015)であれば、
- ファン1で十分冷却できる
- ファン2、ファン3にしても、効果は変わらない
ということが分かりました。
音の大きさ
FAN-U177BKの音の大きさを測ってみました。順番に各ファンの音の大きさの画像をUPしてます。
感覚的には一番音の大きいファン3で「勢いよく回っているノートPCのファンよりちょっと大きい」くらいの音の大きさでした。あ、感覚的に、です。
その他の感じた効果
カクつきが減った
動画再生をしながら別ウィンドウで作業をしているとカクつくことがあったのですが、ちょっとマシになりました。
完全にカクつかなくなったわけではないですが、ストレスが減って嬉しい。
キーボードが打ちやすくなった
ノートPCをスタンドに置くことで、角度が付いてキーボードが打ちやすくなりました。
「角度が付くと、なんでキーボードが打ちやすくなるの???」とずっと疑問だったのですが、実際に体感できて分かりました(笑 これは楽だわ。
安心感
バッテリーの熱対策をできたことで、バッテリーの寿命を伸ばせたと思います。
できる最低限のことはできるようになったので、もしこれで壊れても「まぁ寿命だわな」と言える気持ちになりました。
【まとめ】ノートPCユーザならアリなガジェット
僕はMacBook Airユーザですが、動画や画像編集といった負荷の大きい処理をするMacBook Proユーザーの人は日常的に発熱に悩んでいるのではないでしょうか。
ノートPCのバッテリーは高温状態が続くと、劣化が早まるそうです。
発熱の少ないCPUを積んだPCや、そもそもスペックの高いPCを買えば発熱量も減るでしょうが、そんなに気軽にホイホイと買えるものではないですよね。
「今使っているノートPCを長く使いたい」「新しいモデルのPCが出るまで、今のノートPCを延命させたい」という人にはアリなガジェットだと思います。
と、言っている僕も、次のMacが出るまでの延命用で購入しました。なんとか持ってくれ、MacBook Air。。。