NTTドコモのガラケーユーザだった母親に、iPhoneを使ってもらうためにしたことをまとめてみました。
iPhoneを使ってもらいたかった理由
連絡手段をLineに変えたかった
母親からのメッセージはキャリアメール(docomo.ne.jp)かSMSでした。
僕の場合、キャリアメールはgmailなどのフリーメールで受信することになりますが、他のメールに埋もれて気付きにくいんですよね。
返信もgmailでメールを書くことになるので、チャットのような気軽さが消えます。
なので、SMSでやり取りしていたのですが、かなり制限があります。
写真を送れないし、URLを送ってもガラケーだからうまく開けなかったり。
こういう小さな不便さは、母の周りの友人も感じているはずなので、その障壁も取り払えるかなと。
便利なものを使って欲しかった
スマホを持てばLineをしたり、写真を撮って友達を共有したり、色んなことができます。
最近は家に居ることが多く、気持ちが内向きになりがちだったので、少しでも外の世界と繋がりを持てば楽しいかなと。おせっかいなんですけど。
買ったのは中古のiPhone SE
iPhone Xとかだと、大きすぎて持ちにくいと思ったので、持ちやすいiPhone SEにしました。
たまたまローズゴールドがあったので、それをネットで購入。
容量は64GB。写真を撮ったりすることを考えると、容量は多いほうが良いと思って。
「iCloudに保存して~」などと言い始めると、難しい印象を与えてしまいますし。
ガラケーとiPhoneの2台持ち
今まで使っていたガラケーがなくなる、となると拒絶反応が出そうだったので、
- 「ガラケーは今まで通り使えるよ」
- 「iPhoneはLineや写真撮影に使って」
- 「iPhone本体と月々の回線料金は、僕のプレゼント」
にしました。
回線はIIJmioで、月額540円
僕が契約しているIIJmioみおふぉんのミニマムスタートプランにSIMカードを1枚追加して、それを母親用にしました。
SMS機能付帯料 :140円
ご請求明細の確認 – 詳細 より
追加SIM利用料 :400円
契約済みのプランにSIMカードを追加するだけなら540円で済みます。ちなみにガラケーがあるので、電話番号による通話機能は付けていません。
気を付けたこと
簡単だと感じてもらうこと
とにかく「スマホは簡単なんだよ。難しくないんだよ」と印象付けるように気を付けました。
なので、教えたのは最小限のことだけでした。
- iPhone本体の電源のON、OFFのやり方
- ロック解除の仕方
- 指を乗せるだけで指紋認証
- Lineの使い方
- アプリの開き方
- メッセージの送り方
- 実際にメッセージの送り合いをしました
- 通話のやり方
- 実際に通話をしました
- 写真の撮り方
聞かれたこと以外を無理に教えない
母親にとっては何もかもが新しい事なので、iPhoneを手に持っているだけで母親の頭は情報過多になりがちです。
そんな状態で「あれもこれも」と話すと大混乱します。
ゆっくりした口調で、聞かれた疑問に対して一つ一つ答えることに努めました。
安いということ
母親は、月額料金を僕が払うことを申し訳ないと感じており、
「何しても540円なの?」「本当に、540円以上にはならないの?」
と何度も聞かれました。その度に「どう頑張ってもならないよ」と言ってたら最終的に安心したようでした。
(厳密に言うと、IIJmioのクーポンを購入したら540円以上になりますが、クーポンを購入できるIIJmioのアプリを母親のiPhoneには入れていないので)
母親の反応
とても喜んでくれました。もっと拒絶反応があるのかと思ったけど、物珍しいのかずーっと触ってました。
何日か経った後に、自分で買ったLineスタンプを送ってきたり、「しばらく会ってなかった友達とLineで繋がれた」と喜んでいました。
大きさも丁度よかったようで、iPhone SEにして正解でした。