ホームプロジェクターのXGIMI Elfinを天井投影して使いまくっている乃木介@Xです。
XGIMIのプロジェクターには、4Kに対応しているXGIMI HORIZON Proがあります。
ANISルーメン2200ととても明るく、4Kの解像度。
部屋が少々明るくても、「そんなのおかまいなし」と言わんばかりのキレイな映像が投影されます。
スピーカーはHarman/Kardon製の8Wを2つ搭載。
台形補正が自動なので、設置位置を移動させても調整がカンタン。
Andoroid TVでYouTubeやPrime Videoを視聴したり、チューナーを繋げてテレビ代わりにも。
本記事ではXGIMI HORIZON Proの特徴や、使ってみて感じたレビューを書いています。
こんな人にオススメ
4Kで見たい人
XGIMI HORIZON Proの解像度は4K。そして最大300インチの投影に対応しています。
できるかぎり、4Kテレビに近い画質を求める人にオススメです。
台形補正が手間な人
プロジェクターの台形補正って、手動でやるとかなり面倒くさいです。
XGIMI HORIZON Proなら斜めから投影しても、自動で台形補正してくれます。なので場所を動かしても調整がラクです。
静かな動作のプロジェクターが欲しい人
使って驚いたのが、駆動音の静かさです。
いつも使っているXGIMI Elfinよりもサイズが大きいにも関わらず、音が静かです。人のすぐ近くに設置しても大丈夫ですね。
有線LANで接続したい人
XGIMI HORIZON ProにはLANポートがあります。
なのでWi-Fiではなく、LANケーブルでネット接続したい人でも大丈夫です。
外観、付属品
本体
正面にレンズとセンサーがあります。
レンズに4Kの文字があります。
背面部下部に、各種ポートがあります。
上面には、音量調整ボタン、再生ボタン、電源ボタンがあります。
底面には、三脚用のネジ穴(1/4インチ)があります。
主なスペックは以下の通り。
XGIMI HORIZON Pro | |
---|---|
サイズ | 幅:約21.8cm 奥行:約13.6cm 高さ:約20.8cm |
重さ | 約2.9kg |
明るさ | 2200ANSIルーメン |
解像度 | 3840 x 2160(4K) |
スピーカー | 8W × 2 |
メモリ | 2GB |
ストレージ | 32GB |
OS | Android TV 10.0 |
入力ポート | HDMI 2.0 x 2 USB 2.0 x 2 LAN × 1 |
出力ポート | ヘッドホン × 1 光デジタル × 1 |
Wi-Fi | 2.4/5GHz 802.11a/b/g/n |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
リモコン
リモコンは銀色でサラサラした質感です。
細長く、持ちやすい形。
単4電池2本で動きます。
電源コード、アダプタ
アダプタは結構おおきいです。
設置方法
そのまま置く
本体をそのまま置いて使う方法です。
投影位置は、本体より少し上なので、床にそのまま置いても大丈夫です。
残念ながら、本体に角度調整機能はないです。
三脚を使う
投影角度を調節したい場合は、三脚を使います。
僕が使ったのは、JOBY ミニ三脚 ハンディーポッド。3,000円でお釣りがきます。
天井から吊り下げる
天井に金具を取り付けて、吊り下げる方法です。
持ち家や分譲マンションなどであれば、この方法もありですね。
基本性能
明るさ
XGIMI HORIZON Proは2200ANSIルーメン。かなり明るいです。
まず最初に、昼間にカーテンが少し開いた状態で使ってみました。かなりくっきり映ってちょっと驚き。
次に室内の明かりを消した状態。↑の状態と、いい意味で同じようにくっきり映りました。
次にHORIZONとHORIZON Proを並べて投影してみました。
両方とも、明るさは同じで2200ANSINルーメン。キレイです。
なのですが比較してみると、HORIZON Proのほうが水面の反射などが明るく見えます。
参考までに、下は似たスペックのモバイルプロジェクターの比較表です。
3つの中でもXGIMI HORIZON Proは、明るさと解像度が最上級。
XGIMI HORIZON | Nebula Cosmos Max | XGIMI HORIZON Pro | |
---|---|---|---|
明るさ | 2200ANSIルーメン | 1500ANSIルーメン | 2200ANSIルーメン |
解像度 | フルHD | 4K | 4K |
重さ | 約2.9kg | 約3.9kg | 約2.9kg |
価格 | 129,800円 | 144,980円 | 197,890円 |
ちなみに、色んなプロジェクターを見ていると、『ルーメン』と表記されているものと、『ANSIルーメン』と表記されているものがありますが、これら2つは別物です。
『ANSIルーメン』は、米国国家規格協会が定めた光の明るさの尺度です。
一方『ルーメン』は、何かの規格や基準に基づいた数値ではないので、メーカーによって揺れが生じる可能性があります。
なので、規格に則った『ANSIルーメン』を見て比較するのが吉です。
プロジェクターの明るさの単位には【ANSIルーメン】というものがあります。ANSI(アンシ)とはAmerican National Standards Instituteの略で米国国家規格協会が定めたプロジェクターの規格です。投影面を9分割した場合の明るさの平均になります。
この【ANSI】とついてないルーメン表記の場合、性能上の最大値であったり、一部だけ明るいなどという可能性があります。
ルーメンで明るさを比較する際は【ANSI】と書いてあるかどうかチェックしましょう。
モバイルプロジェクターの選び方 – SANWA DIRECT
設置距離と画面サイズ
XGIMI HORIZON Proは、30〜300インチでの投影に対応しています。
設置距離 | 画面サイズ |
---|---|
3.98m | 150インチ |
2.66m | 100インチ |
2.13m | 80インチ |
1.59m | 60インチ |
設置距離が約1m、画面サイズが約40インチで置くとこんな感じ。
映像はとても明るく、鮮やかに投影されます。いやーキレイだ。
オートフォーカス
起動すると、勝手にフォーカスを合わせてくれます。
リモコンのフォーカスボタンを押しても、自動でフォーカスが合います。
台形補正
斜めから投影しても、障害物を避けて、自動で台形補正されます。手間もかからず、これは便利。
ズーム
ズーム機能で、画面サイズを小さくできます。
スピーカー
スピーカーとして、harman/kardon(ハーマン・カードン)の8Wが2つ搭載されています。
普通に使う分には十分な音です。安っぽい軽い感じはないです。
また、Bluetoothや3.5mmヘッドホンジャック、光デジタル端子などで、外部スピーカーやイヤホンと接続するのもありです。
Android TV 10.0
XGIMI HORIZON Proには、Android TV 10.0が搭載されています。
Google Playで色んなアプリをインストールできます。以下は一例。
- YouTube
- Prime Video
- TVer
- Netflix
YouTube。
Prime Video。
TVer。
Netflixを見る時は、ちょっと使い勝手が悪いです。
Netflixを見る方法はいくつかあるようですが、僕は以下の方法をとりました。
- 『DesktopManager』アプリをインストール
- 『DesktopManager』アプリで、Aptoide TVをダウンロード
- 『Aptoide TV』アプリで、『Netflix』アプリ(黒背景)をダウンロード
上記の方法でNetflixを見ることはできるんですけど、他のアプリに比べると操作しにくいです。
なぜかというと、Web版のNetflixなので、カーソルをリモコンで操作する必要があるんです。
僕はそこまで気にならず使ってますが、気になる人は、USB端子にFire TV Stickを挿して使ったほうが良いですね。
外部機器との接続
PC
HDMI端子を使ってPCと接続できます。
少し遅延がありますが、↓の『ゲームモード』を使うことで解消できます。
ゲームモード
画像モードで『ゲームモード』を選択することで、ゲーム機やPCを接続した時の遅延を下げられます。
Chromecast built-in
XGIMI HORIZON Proには、Chromecastが内蔵されています。
AndroidスマホやPCの画面やコンテンツを、キャスト(ミラーリング)できます。
外部スピーカー
Bluetoothや3.5mmヘッドホンジャックで、スピーカーと有線接続もできます。
また光デジタル端子もあるので、アンプやスピーカーとの接続も可能。
地デジチューナー
地デジチューナーをつなぐことで、テレビ番組を見ることができます。
テレビをプロジェクターに代えれば、部屋が広くなるので一人暮らしの人にもいいですね。
地デジチューナーのピクセラ Xit AirBox Lite(サイト エアーボックス ライト)に接続してみたら、ちゃんとテレビ番組を見れました。
設定方法はXGIMI Elfinというプロジェクターと同じでOKでした。
詳しい設定方法は↓の記事にまとめています。
【まとめ】めちゃキレイな画質です
XGIMI HORIZON Proの明るさは、HORIZONと同じく2200ANSIルーメン。
ですがさすが4K。HORIZONよりも、さらにキレイです。
予算があって、4Kテレビ並の画質を求めるならHORIZONよりもHORIZON Proがオススメです。