XGIMI Elfinが気に入って、毎日プロジェクターを使っている乃木介@twitterです。
XGIMIやAnkerのプロジェクターは、いかにもガジェットなデザインですが、今回使ってみたAladdin Vaseはインテリアに溶け込むデザイン。
明るさは200ANISルーメンで、電気を消した部屋で使うことが前提。
YouTubeやPrime Videoを視聴でき、投影位置の上下調整も可能。
5W×2のスピーカー搭載で、本体上部のスマートライトで光の演出も。
本記事ではAladdin Vaseの特徴や、使ってみて感じたレビューを書いています。
外観、付属品
本体
まるで花瓶のようなデザイン。正面にレンズがあります。
片手で持てる大きさです。
本体上部には天井を照らすライト。
背面の下部に電源ボタン。
底面に電源供給用のUSB-Cポート。
三脚用のネジ穴はありません。
リモコン
リモコンも本体と同じくオレンジ。
単4電池で動きます。
電源アダプタ
電源アダプタは手のひらサイズ。付属のケーブルはUSB-C & USB-Cです。
電源アダプタにUSB-Cのポートがあります。ここにケーブルを挿して使います。
プラグは折りたたみ式です。
基本性能
明るさ
Aladdin Vaseは200ANSIルーメン。
昼間にカーテンが開いた状態だと厳しいですが、カーテンを閉めた室内であれば、見れます。
カーテンを閉めて、室内の明かりを消すとバッチリ見えます。
ちなみに、色んなプロジェクターを見ていると、『ルーメン』と表記されているものと、『ANSIルーメン』と表記されているものがありますが、これら2つは別物です。
『ANSIルーメン』は、米国国家規格協会が定めた光の明るさの尺度です。
一方『ルーメン』は、何かの規格や基準に基づいた数値ではないので、メーカーによって揺れが生じる可能性があります。
なので、規格に則った『ANSIルーメン』を見て比較するのが吉です。
プロジェクターの明るさの単位には【ANSIルーメン】というものがあります。ANSI(アンシ)とはAmerican National Standards Instituteの略で米国国家規格協会が定めたプロジェクターの規格です。投影面を9分割した場合の明るさの平均になります。
この【ANSI】とついてないルーメン表記の場合、性能上の最大値であったり、一部だけ明るいなどという可能性があります。
ルーメンで明るさを比較する際は【ANSI】と書いてあるかどうかチェックしましょう。
モバイルプロジェクターの選び方 – SANWA DIRECT
設置距離と画面サイズ
Aladdin Vaseは、30〜100インチでの投影に対応しています。
設置距離 | 画面サイズ |
---|---|
0.86m | 約30インチ |
1.15m | 約40インチ |
1.43m | 約50インチ |
1.73m | 約60インチ |
2.00m | 約70インチ |
2.29m | 約80インチ |
2.58m | 約90インチ |
2.87m | 約100インチ |
設置距離が約1.5m、画面サイズが約50インチで置くとこんな感じ。
スマートライト
本体上部のスマートライトが、天井などを照らします。
明るさや色のパターンなどを設定できます。
あ、スマートライトはオフにもできますよ。
投影高さの調整
上下0〜10度の角度調整ができます。三脚がなくても角度調整できるのは嬉しい。
アプリ
Aladdin Vaseでは、色んなアプリで動画配信サービスを使えます。以下は一例。
- YouTube
- Prime Video
- Hulu
- TVer
- Netflix
YouTube。
Prime Video。
Hulu。
Netflixは、他のアプリに比べると操作しにくいです。
なぜかというと、Web版のNetflixなので、カーソルをリモコンで操作する必要があるんです。
個人的には、騒ぐほどの問題ではないですが、ちょっとだけ不便。
少し気になったこと
大したことではないですが、少し気になったことが3つあります。
リモコンが使いにくい
手のひらサイズで可愛らしいリモコンですが、ちと使いにくいです。
各ボタンがすべてフラットなので、指先だけでどのボタンかを判別しにくいんです。
『戻る』ボタンと間違えて、『音量-』ボタンを何度押し間違えたことか。
メニュー画面が少し使いにくい
XGIMIやAnkerのプロジェクターと比べて、メニュー画面のデザインが悪く、使い勝手が悪いです。
あ、各アプリの使い勝手は悪くないですよ。
USB-Cケーブルが抜きにくい
電源ポートがUSB-Cなのは、とても良いと思います。
なぜなら他のUSB充電器やUSB-Cケーブルも使えるからです。
各部屋に充電器とUSB-Cケーブルをセットしておいて、使う時間や用途に合わせて本体だけ移動させることができます。
が、このUSB-Cケーブルがかなり抜きにくいです。
ケーブルの根元を掴んでも、固くて滑って抜けないので、根元ではない部分をひっぱって、ケーブルが断線するケースが起こりそうです。
USB-Cケーブルを挿しっぱなしの使い方なら関係ないんですけど、せっかくの利点が弱まっています。
【まとめ】インテリア性重視なら、ポイント高い
使い勝手の点で気になることはありますが、決して致命的なものではないです。
インテリア性を重視した珍しいプロジェクターなので、ニーズに合えばアリな製品。