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【台風・大雨・地震・落雷】僕が停電に備えて用意しているもの

ライフハック
Photo by Marius Oprea on Unsplash

日本は自然災害が多い国です。海外に住んで痛感しました。日本ってスゴイ場所にあるんだなとしみじみ。

個人的になんとなく遭いやすいイメージがあるのが停電。なんとなくです。

電線の損傷は台風による強い風や地震で起こりますし、落雷でも発生しますし。

日本の自然災害は多いの?

面積に対して発生割合が高い

内閣府によると、日本は台風、豪雨、豪雪、洪水、土砂災害、地震、津波、火山噴火などの災害が発生しやすいとされています。

日本の国土面積は世界の0.25%にも関わらず、各災害の発生割合はそれを大きく超えています。

Source: 内閣府 – 世界の災害に比較する日本の災害

件数が多いのは台風。被害額が多いのは地震。

中小企業庁のデータによると、発生割合が高いのは台風で全体の57.1%。被害額割合は82.8%の地震が最も高くなっています。

Source: 中小企業庁 – 2019年度版 中小企業白書

大雨の被害は毎年出ている

気象庁の『災害をもたらした気象事例』を見ると大雨は毎年発生しています。主な原因は台風や梅雨前線。

2010年7月10日~7月16日:梅雨前線による大雨
10月18日~10月21日:前線による大雨
2011年7月27日~7月30日:平成23年7月新潟・福島豪雨
8月30日~9月5日:台風第12号による大雨と暴風
9月15日~9月22日:台風第15号による暴風・大雨
2012年4月3日~4月5日:低気圧による暴風・高波
7月11日~7月14日:平成24年7月九州北部豪雨
8月13日~8月14日:前線による大雨
9月15日~9月19日:台風第16号および大気不安定による大雨・暴風・高波・高潮
2013年7月22日~8月1日:梅雨前線および大気不安定による大雨
8月9日~8月10日:大気不安定による大雨
8月23日~8月25日:8月23日から25日にかけての大雨
9月15日~9月16日:台風第18号による大雨
10月14日~10月16日:台風第26号による暴風・大雨
2014年2月14日~2月19日:発達した低気圧による大雪・暴風雪
7月6日~7月11日:台風第8号および梅雨前線による大雨と暴風
7月30日~8月11日:台風第12号、第11号と前線による大雨と暴風
8月15日~8月20日:前線による大雨
10月4日~10月6日:台風第18号による大雨と暴風
2015年6月2日~7月26日:梅雨前線および台風第9号、第11号、第12号による大雨
9月7日~9月11日:台風第18号等による大雨
2016年6月19日~6月30日:梅雨前線による大雨
8月16日~8月31日:台風第7号、第11号、第9号、第10号及び前線による大雨・暴風
2017年6月30日~7月10日:梅雨前線及び台風第3号による大雨と暴風
9月13日~9月18日:台風第18号及び前線による大雨・暴風等
10月21日~10月23日:台風第21号及び前線による大雨・暴風等
2018年1月22日~1月27日:南岸低気圧及び強い冬型の気圧配置による大雪・暴風雪等
2月3日~2月8日:強い冬型の気圧配置による大雪
6月28日~7月8日:平成30年7月豪雨(前線及び台風第7号による大雨等)
9月3日~9月5日:台風第21号による暴風・高潮等
9月28日~10月1日:台風第24号による暴風・高潮等
2019年8月26日~8月29日:前線による大雨
9月7日~9月10日:令和元年房総半島台風(台風第15号)による大雨、暴風等
10月10日~10月13日:令和元年東日本台風(台風第19号)による大雨、暴風等
10月24日~10月26日:低気圧等による大雨
2020年7月3日~7月31日:令和2年7月豪雨
9月4日~9月7日:台風第10号による暴風、大雨等
12月14日~12月21日:強い冬型の気圧配置による大雪
2021年1月7日~1月11日:発達した低気圧及び強い冬型の気圧配置に伴う大雪・暴風
7月1日~7月3日:7月1日から3日の東海地方・関東地方南部を中心とした大雨
Source: 気象庁 – 災害をもたらした気象事例(平成元年~本年)

被害を見ると床下・床上浸水や停電、断水、通信インフラの不通などが発生しています。

ほとんどの自然災害が停電の原因になりえる

東京電力によると停電理由には以下があります。この中の半分が自然によるものです。

  • 大雪
  • 風雨・台風
  • 地震
  • 鳥の営巣等(鳥獣の接触)
  • 車両衝突
  • 重機による設備損傷等
  • 近隣火災
  • お客様敷地内での設備トラブル

雷、大雪、台風、地震と挙がっているように、日本を襲う自然災害の多くが停電の原因に含まれています。

日本の停電頻度は低いけど、、、

日本での停電が発生する頻度は他国と比べて低い方です。

東京電力によると1件あたりの停電回数は年間0.31回。下記グラフの中だけで言うと、フランスに次いで2番目に低いです。

Source: 東京電力

年間推移を見ても低い水準です。ですが、東日本大震災が起こった2011年や、台風などによる水害の被害額が過去最大となった2019年は数値が高くなっています。停電の原因として、自然災害がいかに大きなインパクトを持っているのかがわかります。

Source: 東京電力

また、これらの数値は日本全国での平均値であるため、被災した地域としていない地域では停電の回数に大きな差があると思います。平均なので、地域によっては停電頻度がこの数値よりも高いわけですから。

「日本全体の停電頻度は少ない」とは言えるものの、「日本のどの地域でも停電頻度は少ない」とは言えないかと。備えあれば憂い無しです。

停電したら、どれくらいで復旧する?

東京電力が掲載している1軒あたりの平均停電時間を見ると、最長の年で200分でした。

Source: 東京電力

とはいえ過去の事例を見てみると、停電する時間は原因や場所などによって大きく変わるようです。

過去の台風・豪雨の場合

2018年の台風21号と24号と西日本豪雨、2019年の台風15号と19号の際に起こった停電を見てみます。

Source: 経済産業省 エネルギー庁
年月原因最大停電戸数停電が99%解消した日
2018年7月西日本豪雨約8万戸約4日後
2018年9月台風21号約240万戸約5日後
2018年9月台風24号約180万戸約3日後
2019年9月台風15号約93万戸約12日後
2019年10月台風19号約52万戸約4日後

2年分だけですがこの事例を見ると、停電99%解消まで短い場合でも3日間かかっています。長い場合は2週間近く停電というかなり恐ろしい状況。

もちろん停電しない家もあったり、停電してももっと早く解消された家もあったわけですが、数日間停電することは十分ありえるわけです。

停電に備えて用意しているもの

電気と明かりと最低限の食料です。

  • ポータブル電源
  • モバイルバッテリー
  • LEDランタン
  • LED懐中電灯
  • アルファ米
  • 飲料水
  • ガスバーナーとメンティスとクッキングシート

ポータブル電源

「停電が夏に起こったら扇風機だけでも使えるようにしておきたい」ということで買いました。

フル充電してそのままほったらかして、ふと充電量を確認したら1年後でもフル充電状態でした。優秀優秀。

容量は45000mAh。まぁ1日は持つかな。ソーラーパネルも買おうか検討中。


モバイルバッテリー

日常使いしているモバイルバッテリーは非常時にも役立ちますね。これでスマホの充電は対応できます。

昔に比べて、小ささの割に容量の大きいモバイルバッテリーが増えてきているので助かります。

LEDランタン

停電すると夜は暗黒。それに備えてLEDランタンを買ってあります。

安っぽい外観に反して明るさがかなり強く、コスパ十分です。買ったのは電池式なんですけど、電池もUSB充電も両方使えるモデルがありました。こっちのほうが良いかも。


LED懐中電灯

片手で取り回ししやすい大きさです。約140gで、なんか意味なく持ちたくなる重さです。

照射範囲を狭めたり広げたりできます。

電池式とUSB充電式のモデルがあります。


アルファ米

登山する人にはお馴染みのアルファ米。水かお湯を入れるとできちゃう超便利な非常食。5年持ちます。

僕の場合は登山用に買っているものが非常用も兼ねています。スプーンも入っているので水さえあればこれだけでOK。

飲料水

浄水器を使ってるんですけど、ミネラルウォーターも飲んでいます。これも非常用に使えます。

ガスバーナーとメンティスとクッキングシート

これも登山用に持っているものです。お湯も沸かせるしご飯も炊けるし、肉も焼けます。クッキングシートと併せて使えば洗い物もでません。

【まとめ】防災リュックもあると安心

登山やキャンプを趣味にすると、自然と防災対策することになりますね。

防災目的だけでなく登山やキャンプを目的にしたら、ちょっと楽しさもでてくるかも。汎用性がある方が何かと便利です。

この記事は停電を意識した内容で自宅にいることを前提としていますが、災害時は避難もありえます。なのでバックパックがあって使わない時は、必要なものをそこに入れっぱなしにしたりして非常時に持ち出せるようにしておくとより安心です。

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