ソニーのα7cを使っている乃木介@Xです。
カメラ、レンズにとって湿気は大敵。
今まではドライボックスでがんばっていたものの、機材数が増えるにつれて利便性に問題が出てきました。
「そんなにカメラ上手いわけじゃないしなぁ」という謎の気持ちを振り切り、ようやく電動の防湿庫を買いました。便利だわぁ。
本記事では、HOKUTO防湿庫 HS-41Lの使用感を書いています。
【購入理由】ドライボックスでは限界になってきた
ドライボックスの中が散らかる
↓がドライボックスを使っていた時の状態。ひどいでしょ?
カメラ本体とレンズしか持ってなかった頃は、これでも問題なかったんですよ(いいわけ)。
それがフィルターなど物が増え始めると、どんどん煩雑になっていきました。
取り出しと、収納が手間
ドライボックスからカメラを出すのが、めちゃめちゃ面倒くさいんです。
カメラを使う時は、以下の動作が毎回発生していました。
- ドライボックスをデスク上に持ってくる
- フタを開ける
- カメラを取り出す
- フタを閉じる
- ドライボックスを元の場所に戻す
カメラを片付ける時にも同じ手間が発生します。
なのでカメラをしまうのが億劫になって、カメラを使うと、しばらく外に出したままになっちゃうんです。これは良くない。
HOKUTOの防湿庫には3シリーズある
HOKUTOの防湿庫には入門機種、ミドルレンジ、ハイエンドの3シリーズがあります。
僕が買ったのは入門機種であるHSシリーズの41L。
HSシリーズ | HPシリーズ | HBシリーズ | |
---|---|---|---|
モデル | 入門機種 | ミドルレンジ | ハイエンド |
容量 | 25L 41L 51L | 38L 48L 68L 88L 102L 132L 135L 155L | 50L 68L 88L 102L |
防湿剤不要 | ✔ | ✔ | ✔ |
消耗品不要 | ✗ (温度計用電池) | ✔ | ✔ |
省エネ機能搭載 | ✔ | ✔ | ✔ |
全自動除湿機能 | ✗ (微調整必要) | ✔ | ✔ |
内蔵LEDランプ | ✗ | ✔ | ✔ |
青色タッチスクリーン | ✗ | ✗ | ✔ |
棚高さ調整機能 | ✔ (25L除く) | ✔ | ✔ |
棚引き出し機能 | ✔ (25L除く) | ✔ (135L除く) | ✔ |
アジャスター搭載 | ✔ (25L除く) | ✔ | ✔ |
強化ガラス採用 | ✔ | ✔ | ✔ |
ロックキー搭載 | ✔ | ✔ | ✔ |
安全な低圧直流駆動 | ✔ | ✔ | ✔ |
高耐久性ゴムパッキー採用 | ✔ | ✔ | ✔ |
強力マグネットで高気密性 | ✔ | ✔ | ✔ |
表示器の明るさを調整機能 | ✗ | ✗ | ✔ |
扉にハンドル付き | ✔(25L除く) | ✔ | ✔ |
PSE認証 | ✔ | ✔ | ✔ |
入門機種:HSシリーズ
僕が買ったHS-41Lは、このシリーズ。
- 安価
- 価格帯は0.9〜1.6万円くらい
- 必要最低限の機能
- 湿度は、除湿の強弱をツマミを回して調節する
製品ラインナップは3つ。
ミドルレンジ:HPシリーズ
HPシリーズは湿度を設定できます。
- 価格帯は1.6万〜5万円くらい
- 湿度を設定して全自動で除湿
- 湿度表示は電池不要
製品ラインナップは8つとシリーズ中で最多。
ハイエンド:HBシリーズ
- 価格帯は2.3万〜3.4万円くらい
- 湿度を設定して全自動で除湿
- 湿度表示が青色タッチスクリーン
製品ラインナップは4つ。
僕が買ったのは入門機種のHS-41L
スペック
品名 | ドライキャビネット 41L 防湿庫 |
型番 | HS-41L |
容量 | 41L |
電源 | 100V (50/60Hz) |
サイズ | 外寸:W290mm × D321mm × H486mm 内寸:W286mm × D290mm × H435mm(突起部除く) |
湿度調整範囲 | 20%~80%RH |
材質 | 本体:スチール製メラミン焼付塗装 扉:マグネット式/正面強化ガラス |
開封
長方形の段ボールで届きました。
中身は本体、電源アダプター、取説。
扉は鍵を掛けられます。
扉の右上に温湿計があります。
棚は3つ。
1段目はフラット。引き出せます。
2段目はレンズが転がらないよう丸くなってます。2段目の引き出せます。
一番下の段はフラット。引き出せないです。
1段目と2段目の位置は変えられます。
1段目の奥の壁にツマミがあり、除湿具合を調節します。除湿を強めるとWorkランプも強く光ります。
本体の背面に除湿ユニット。
カメラ・レンズを入れてみた
↓さっきの散らかったドライボックスの中身を、HOKUTOの防湿庫に入れてみました。
1段目には、利用頻度の高いα7Cとフィルター。
2段目はレンズ2つ、Insta360 ONE X2、DJI Pocket 2。
3段目には、マイクやあまり使わないフィルターなど。
感じた効果
カメラの取り出しと収納がラクになった
カメラを取り出す時も収納する時も、扉を開けるだけ。
めちゃくちゃラクになりました。
機材を整理できた
ドライボックスは「とりあえず放り込む」という使い方をしていたので、3段に分けて収納できることは僕にとっては、ちょっとした革命。
整理できたので「あ、このフィルター持ってたんだ。。。」ということもなくなりました。
音が静か
稼働音がとても静かです。
耳をすまして、かなり近づいても聞こえないくらいです。
乾燥剤の期限を気にしなくていい
ドライボックスは乾燥剤を使います。
この取り替え期限を気にしなくてよくなりました。つまり基本、放ったらかしでOK。
僕が買ったHS-41Lは湿度指定ができないけど、除湿をちょっと強めにしておけばいいので。
気になった点
温湿度計が見えにくい
これは『僕の部屋がちょっと暗め』で『光が届きにくい部屋の隅に設置した』というのが原因。
まぁ大した話じゃないけど、デジタル表示が光るHPシリーズでも良かったかな。
【まとめ】ドライボックスがごちゃついている人は是非
ドライボックスや電動防湿庫を持っていない人や、機材が多い人は検討して良いと思います。
ただ電源を入れて、機材を中に入れるだけなのでカンタンですし。