クリエイター、まさにPro向け。
2021年10月19日にAppleが、14インチと16インチMacBook Proを発表しました。これらのMacBook Proには新しいチップのM1 Pro、もしくはM1 Maxが搭載されます。
この新しいチップの性能がエグいくらいに高いです。そして価格も。
あまりに凄すぎて、僕のような一般ユーザが購入すると、宝の持ち腐れになること請け合い。
つまり一般ユーザにとっては、M1 MacBook Airのほうがお得と思います。
またM1 ProとM1 Maxの登場で、M1のお得感が際立ったようにも感じます。
新しいMacBook Proって?
個人的に気になった点を中心に、挙げてみました。
新チップで処理能力が劇的にUP
Appleは新しいMacBook Proの発表と同時に、新しいチップのM1 ProとM1 Maxも発表しました。
これで2011年10月現在、AppleのチップはM1、M1 Pro、M1 Maxの3つ存在がすることになります。
で、この新しい2つのチップがヤバい。
どれくらい凄いかと言うと、2020年11月11日にAppleが発表したM1よりも最大70%高速。
M1 ProとM1 MaxのCPUは、M1よりも最大70パーセント高速なCPUパフォーマンスを提供するため、Xcodeでのプロジェクトのコンパイルのようなタスクがこれまで以上に高速になります。M1 ProのGPUはM1よりも最大2倍の速さに、一方で、M1 MaxはM1の最大4倍という驚異的な速さになり、プロユーザーは最も負荷の高いグラフィックスワークフローをすばやく処理できます。
Apple – プレスリリース 2021 年 10 月 18 日 M1 ProとM1 Maxが登場: Apple史上最もパワフルなチップ
M1って大概速いチップです。
僕が今使っているMac miniにも搭載されており、4K動画編集を普通に行え、そのくせ発熱量が激減しています。最新の4コアノートPCと比べ、少ない電力で高い処理能力を持ちます。
M1 ProとM1 Maxは、このM1よりもさらに70%も速いんです。速すぎ。
また高速なのに消費電力が少ないです。8コアのノートPCと比較して70%少ない電力で済むそう。
ディスプレイが大きくなった
従来のMacBook Proは13インチと15インチ。
新しいMacBook Proはベゼルを狭めることで、ディスプレイ領域を広げています。
これにより14インチと16インチに変わっています。
で、狭まったエリアにメニューが配置されるみたいです。まさかMacBook ProにiPhoneのM字ハゲが来るとは。
Touch Barが物理キーに
賛否あったTouch Barがなくなり、物理ファンクションキーが復活しました。個人的にこれは大歓迎。
MagSafeが復活
マグネットでくっつく充電ポートが帰ってきました。
Appleのオンラインショップを見ると、USB-C to MagSafeのケーブルが併せて販売されています。
また前モデルのように、Thnderboltポートからの充電もできます。これは便利。
HDMIポートとSDカードスロットが復活
HDMIポートとSDカードスロットが復活しています。
これで変換アダプタを別途購入する必要がなくなりました。
MagSafeといい、MacBookユーザが訴え続けてきたことが反映されまくってますね。
カメラが1080pになった
解像度が720pだったカメラが、1080pにアップデートされています。
外部接続できるディスプレイの数が増えた
M1 Proであれば最大2台、
M1 Maxだと、3台のPro Display XDRと1台の4Kテレビに接続できるそう。すげえ。
30分で50%充電
30分でバッテリーの50%を充電できるそうです。速え。
一般ユーザはMacBook Airで良いと思う理由
スペックがクリエイター向け
MacBook Proは名前の通り、まさしくPro仕様でクリエイター向け。
処理能力が凄すぎて、カンタンな4K動画編集でさえもオーバースペックに感じます。
事実Appleの発表動画では、高負荷のかかる3Dモデリングを利用シーン例として挙げて、そのハイパワーぶりを伝えています。
僕みたいにドキュメント作成、4K動画編集、動画視聴、ネット閲覧などの使い方であれば、MacBook Proは明らかにオーバースペック。
CGを編集できる高スペックのMacBook Proは、一般利用では必要ないかと。
価格が高い
あ、割高という意味ではないです。僕のような使い方なら価格が高く感じるという意味です。
むしろこのスペックなら妥当、もしくは安いと感じる人もいるかもしれません。
14インチMacBook Proの最小構成で239,800円(税込)。
MacBook Airの最小構成は115,280円(税込)。およそ半額です。
むしろ「この金額で簡単な動画編集ならこなせてしまう」というお得感が出ています。
【まとめ】固定デスクなら、さらに安いMac miniも候補になる
冒頭で書いたように、M1 ProとM1 Maxの登場でM1のお得感が際立ったように感じます。
僕のような利用目的で「持ち運びしたい」ならMacBook Air、一方で利用シーンが決まった場所なら同じくM1チップ搭載のMac miniも候補になりえます。
外部ディスプレイなどを別途用意する必要がありますけど、Mac miniもいいっすよ。