違和感だらけのApple Watch Series 7。イベント直前に設計を変えたと思う5つの理由

Apple Watch

当記事は僕のただの推測です

コロナの影響か???

2021年9月15日にApple Watch Series 7が発表されました。事前のリーク情報から今使っているApple Watch Seires 6を買い換えようかとワクワクしてたら、あまりのショボいアップデート内容に「なんじゃこりゃ」と壮大な肩透かしを喰らいました。

色んな情報を見ているとAppleは発表イベント直前に製品設計を変えた、、、というか変えざるを得なかったのではないかと感じています。

中身はApple Watch Series 6とほぼ同じ

ディスプレイが大きくなったりと変化はあるけど、中身は基本Apple Watch Series 6と同じ。

  • チップが同じ
  • バッテリーが同じ
  • それ以外もほとんど同じ

チップが同じ

今回の紹介動画では詳細仕様、特にチップについて全く触れられていません。

Appleは新しいApple Watchを発表するたびに、搭載しているチップの性能の高さについて触れてきました。

Apple Watch Series 2を発表した時も、

Source: Apple

Apple Watch Series 3を発表した時も、

Source: Apple

Apple Watch Series 4を発表した時も、

Source: Apple

Apple Watch Series 5の発表時は触れられませんでしたが、チップはS4からS5にアップデートされてましたし、

Apple Watch Series 6を発表した時も新しいチップに触れていました。

Source: Apple

しかしApple Watch Series 7の発表ではチップに全く触れられていません。

Xcodeの最新バージョンを解析した人によると、Apple Watch Series 7はどうやらApple Watch Series 6と同じチップを使っているようです。

Apple Watch Series 7と同様に発表時にチップに触れられなかったApple Watch Series 5のチップは、処理能力はApple Watch Series 4のチップと同じでした。しかしディスプレイの常時表示やコンパス機能、国際緊急通報などの新しい機能がありました。

今回発表されたApple Watch Series 7はチップが全くアップデートされず、それを補完するような魅力的な新機能もありませんでした。

個人的にはチップなどのスペックより、提供される機能や価値が増えるほうが嬉しいですけども。

バッテリーが同じ

Apple Watch Series 7のバッテリー駆動時間は最大18時間でApple Watch Series 6と変わらず。

Source: Apple

それ以外もほとんど同じ

最近のAppleが発表会で映している特徴のサマリースライドを見ても「それ、前からあるやん」というものばかり。WR50の耐水性能もバッテリー時間も前と同じ。新しいヘルスケア機能もなし。

左上の”Most durable Apple Watch ever”なんかスライド上のスペースを埋めるために入れたよう見える。

Source: Apple

Apple Watch Series 6からアップデートされたのはざっくり4つだけ

Apple Watch Series 6と比較して、Series 7には一応アップデートされたものがあります。僕が気付いたのはざっくり4つ。少ない。

  • カラーが増えた
  • ディスプレイが1mm広くなった
  • ディスプレイが明るくなった
  • 充電スピードが33%速くなった

カラーが増えた。

Source: Apple

ディスプレイが1mm広くなった。

Source: Apple

ディスプレイが明るくなった

Source: Apple

充電スピードが33%速くなった。

Source: Apple

あ、あと防塵もなんか強くなったそうです。

事前のリーク情報とあまりにも異なる内容

Apple Watch Series 7発表前から様々な人物がそれぞれ複数のソースを通じてリーク情報を出してきました。

ほとんどの情報に共通していたのがデザインが大きく刷新されるということ。最近のiPhoneやiPadのようなフラットなデザインです。

その情報を裏付けるかのようにCADデータや、

41mmと45mmに対応した新しいバンドの写真、

実物写真を見た人物によるレンダリング画像などなど。

もちろんリーク情報は正式発表ではないので100%信用できるものではありませんが、これまでそれなりにリーク情報を的中させてきた複数の人物達が皆同じようにデザインが刷新される情報を得ていました。

余談ですが、個人的にこの内容はとても自然だと思いました。なぜなら最近のAppleはMacやiPhoneといった主力製品デザインを流線型から角張ったものに刷新しているためです。Apple Watchもこれらのデザインになるのは自然と感じます。

話を戻します。そしてリーカーだけでなくブルームバーグも高速化したチップなどが搭載されるとも伝えていました。

Source: iMore.com

しかし実際にはデザイン刷新はおろか、中身すらほとんど前モデルと同じのApple Watchが新モデルとして発表されました。

各リーカーは超困惑。発表直後の彼らのツイートを見ると「ハズレたー」ではなく「へ???なんで???」という彼らの困惑が窺えます。

もちろんこれまでリークが外れることはありましたが、リークに関係なくここまでしょぼいアップデートは個人的に初めて。

考えられる可能性

  • Appleがリーカーに嘘の情報を流した?
  • Appleがイベント直前に設計を変えた?

Appleがリーカーに嘘の情報を流した?

これはありえないと思います。なぜならリーク情報が、実際に発表されたスペックより明らかに魅力的だからです。

デザインが大きく刷新された嘘のリーク情報を流して世界中を期待させて、いざ発表イベントを見たら「なにこれ???」と世界中が落胆するに決まっているからです。

リーク情報でみんなの期待値を上げて実物で下げる、そんな僕でもやる前から結果を想像できる悪手をAppleがするわけがありません。

仮にやるとすれば逆のことでしょう。実際よりもしょぼい嘘のリーク情報を流して、実際は「事前のリーク情報より良いじゃん!」とするはずです。

Appleがイベント直前に設計を変えた?

個人的にこの可能性が高いと感じています。その理由を書きます。

Appleがイベント直前で設計を変えたと思う理由

  • 8月末に「製造問題に直面」とNikkei Asiaが報道
  • 発表時に初めてリリース日が明言されなかった
  • Webページのコンテンツが乏しすぎる
  • 細かな仕様がほとんど明らかにされていない
  • 目新しい機能が全くない

8月末に「製造問題に直面」とNikkei Asiaが報道

Source: MacRumors

Apple Watch Series 7発表のわずか約2週間前の8月31日に、Nikkei AsiaがApple Watch Series 7の製造で問題が発生し製造を一時停止していることを報じました。

デザインやそれに伴う内部構造を変更したことでサプライヤーでの組み立てに困難が発生したようです。

これは量産前の小ロットの生産過程で発生したらしく、それが本当であれば製品設計が完成して「あとは量産するだけだな」というタイミングで量産できないことが発覚したということ。

ということは製品設計そのものに問題があった可能性があります。(コロナでAppleの設計部門と製造側との連携に影響があった?)

もしそうであれば製品設計の大幅変更を余儀なくされ、結果として9月15日の発表に間に合わせるために「短い期間で前モデルをアップデートできることだけしてSeries 7として発表する」という選択になったのではと推測します。

発表時に初めてリリース日が明言されなかった

これまでApple Watchが発表された時は必ずリリース日が明言されていました。

しかし2021年9月20日現在、Apple Watch Series 7の発売日は明確になっていません。「この秋」というかつて無い曖昧さです。「今販売できるようがんばってるけど、まだ目処が付いていないのよ」というように見えます。

Source: Apple

仮に先程触れた製造問題がそこまで大きなものでなかったのなら当初の予定通りの設計で進めれるはずですし、販売時期が後ろにずれることはあっても発売日は確定するはずです。発売日を明言できなくなるくらいの大問題が起こったと推測されます。

Webページのコンテンツが乏しすぎる

Apple Watch Series 7のページは発表内容通りの画像が掲載されています。しかしApple Watch Series 6やSEのページにあるような『Apple Watchを選ぶ理由』へのリンクやページがありません。

Source: Apple

例えばApple Watch Series 6の『Apple Watchを選ぶ理由』ページでは、Series 6の画像をたくさん使ってApple Watchの価値が表現されています。Apple Watch Series 7の魅力を伝える大切なページにも関わらずこのページが無いのはとても不自然です。

Source: Apple

また発売前のiPhone 13のように予約や購入ができなくとも『価格を見る』があってよいはずです。

Source: Apple

なので、「発表直前に設計変更したためApple Watch Series 7のページ1枚以外のWebコンテンツは間に合わなかったのではないか」と感じます。マーケティング部隊がApple Watch Series 7のWebページ1枚だけをなんとか9月15日に間に合わせた感じがする。

発表からしばらく経っても更新されてないことから、製品詳細がまだ確定していないんだろうなぁ。部品調達などの影響で生産が遅れることはあっても、設計が最終確定してテスト生産が完了していればスペックは公表できるわけですから。

細かな仕様がほとんど明かされていない

発表動画ではディスプレイが大きくなって、充電が速くなって、、、くらいで他の事にはほとんど触れられていません。この動画撮影時には詳細スペックが定まっておらず触れられなかったのでは?と感じます。というかWebサイトにも掲載されていないからほんとにギリギリなのかも。

目新しい機能が全くない

ディスプレイが大きくなって充電が速くなって、、、くらいで、目新しい機能が全くありません。おそらく新しいデザインの筐体を前提に開発・生産していた新しいチップ(たぶんA7)が旧デザインのフレームには搭載できず、そのチップを前提とした色々な新機能も搭載できなくなったのかと。

発表イベントの動画でApple Watch Series 7のパートは10分近くあるんだけど、焼き回しのようなものすごく薄い内容。

あまりの内容のなさに↓この動画を思い出しました。

Apple Watch Series 7が検討対象になる人

僕のように1世代前のモデルを使っていると買い替え対象にはとてもなりにくい気がします。

僕は今Apple Watch Series 6のチタニウムモデルを使っていますが、同じチタニウムモデルのSeries 7に買い換えてもその金額に見合った価値を得にくいです。高い金を払ってほとんど同じものを買う気はしない。

ただこれは新しめのApple Watchを既に持っている人にありえる話で、以下の場合は十分検討対象に入ると思います。

  • Apple Watchで文字入力を頻繁にする人
  • 初めてのApple Watchを買う人
  • 古いApple Watchの買い替えを検討している人

Apple Watchで文字入力を頻繁にする人

ディスプレイが大きくなったことで文字入力がしやすくなったはずです。

初めてのApple Watchを買う人

ここまで書いてきた話は初めて買う人には影響ないので、普通に検討対象に入るかと。「いや、次のモデルまで待ちたい」という場合もありそうですけど。

古いApple Watchの買い替えを検討している人

古いApple Watchのバッテリーがヘタってきてたり、傷だらけになっていたり、ECGなどの新しい機能を使いたい人ですね。

【まとめ】SEでもいいんじゃない?

初めてApple Watch購入する人やテキスト入力を頻繁にする人はディスプレイが大きくなったSeries 7がいいと思います。

一方でSeries 6を持っている人はそのままでもいいんじゃない?って感じます。

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