初めてのApple Watchを使い初めて2ヶ月経ちました。使っているのはApple Watch Series 6のチタニウム。
いろいろ感じたことを書いてみました。
使っているのはブラックチタニウム
サイズは44mm。大きい方です。
モデル | Apple Watch Edition (GPS + Cellularモデル) |
サイズ | 44mm |
ケース | スペースブラックチタニウムケース |
バンドはNOMAD Active Strapを使っています。充電する入浴中以外は常につけています。
良かったこと
モバイルSuicaが便利
Series 2以降のApple WatchではモバイルSuicaを使えます。常に手首に財布がある感じです。
使っているiPhone SE(第1世代)ではモバイルSuicaが使えないので、余計に便利さを感じています。3つの効果を感じています。
- ICOCAを忘れることが無くなった
- 手ぶらでコンビニで買い物ができる
- スマホからいつでもチャージできる
ICOCAを忘れることが無くなった
関西圏在住なので、ICOCAを日常利用しています。以前はICOCAを電車の定期券としても利用していました。が、在宅勤務により出勤回数が減ったため定期券から回数券に切り替えました。
そのためICOCAの利用回数が減りました。ICOCAを使う時は、いつもと違う路線に乗る時くらい。
そんなたまにしか使わなくなったカード1枚を、常に持ち歩くのは結構手間でした。僕は財布を持たず、ICOCAをズボンの後ろポケットに入れるので、外出時にいちいち持ち出すのが手間なんです。
また、持ち出すのを忘れることもあります。そんな時に限ってICOCAを使うシーンに直面するんですよね。そうなると、いちいち切符を買う手間も発生します。同行者がいれば気も使います。
しかし、Apple WatchでモバイルSuicaが使えるようになったので、ICOCAを持ち出す手間がなくなりました。地味ですが、かなり嬉しいです。

手ぶらでコンビニで買い物ができる
常に手首にSuicaがあるので、手ぶらでコンビニに行けます。
僕は、気分転換でスマホを持たずにオフィスの外を散歩していて、急に「あ、コーヒー飲みたい」ということがよくありまして。
そんな時でもレジで手首をかざすだけで買い物ができるので、ほんと便利です。
スマホからいつでもチャージできる
これは、iPhoneのモバイルSuicaでも同じですね。
Suicaへの残高チャージは、iPhoneのSuicaアプリからいつでもできます。いちいち、チャージ機に行く必要がありません。
なので、電車に乗った後に残高が足りないことに気付いても、降りるまでに電車の中でチャージできたりします。

座りっぱなしを警告してくれる
座りっぱなしの状態が長く続くと、Apple Watchが振動して立つことを促してくれます。
昔は「そんな機能、いらんて」と思っていた人間でしたが、今はコロナで在宅勤務。とても助かってます。
在宅勤務では歩く機会自体が減ります。僕はApple Watchに「立ちなさい」と言われたら、近くの公園を散歩したりするようにしています。気分転換になり、精神衛生面でも役立ってます。

タイマーをすぐに消せる
手首の振動で知らせてくれるのがミソです。
iPhoneのタイマーをよく使っていましたが、少し離れたところに置いた状態でタイマーが鳴ると、消しに行くまで音を鳴らしながらガタガタ震えつづけます。フードコートのアラームのごとく。あれが地味にストレスでした。
Apple Watchのタイマーは、自分がどこにいようが手首で知らせてくれるのですぐに消せます。そして、iPhoneで設定したタイマーはApple Watchでも鳴りますし、消せます。

傷がつかない
チタンケースのApple Watchを使っています。
保護ケースは付けていませんが、今のところ全く傷がついていません。チタン、強いです。
念の為、液晶には保護フィルムを貼っています。
不満なこと
日本で心電図アプリ(ECG)が使えない
2020年11月現在、まだ日本では使えない機能。ECGは、個人的にApple Watch最大の特長であり機能だと思っています。

ECGは、重い病気の兆候となりえる心拍数や不規則な心臓の動きをチェックする機能です。実際、この機能で命を救われた人が世界に多数存在します。
残念ながらこのECG機能、日本ではまだ有効化されておらず利用できません。医療機器に該当し、医療機器認証の取得が必要なためです。
一見、健康に過ごしている人の異常を、いち早く検知できるこのECG機能。使いたい。




しかし2020年9月4日付けで、Apple Watchが日本でその認証を取得したことが明らかになりました。つまり、近い将来に日本でもECG機能が使えるようになる可能性が極めて高いわけです。
なお、先日アップデートされたiOS14.2とwatchOS 7.1によって、韓国とロシアでECG機能が有効になりました。次のアップデートで日本でも有効になって欲しい。
【ちょっと脱線】ステンレスとチタニウムケースに、GPSモデルがない
これはApple Watchの使い勝手というより、Apple Watchのラインアップに対する不満ですね。
Apple Watch Series 6の本体ケース素材は3種類あります。そして、GPSモデルと、電話通話ができるCellularモデルがあります。
Series 6 | 通信方法 | アルミニウム | ステンレス | チタニウム |
GPSモデル | ペアリングしたiPhoneのネットワーク | 42,800円〜 | – | – |
GPS + Cellularモデル | ペアリングしたiPhoneのネットワーク LTEを使った単独でのモバイル通信 | 53,800円〜 | 72,800円〜 | 82,800円〜 |
で、ステンレスケースとチタニウムケースにはGPSモデルがないんです。
つまりステンレスかチタンケースのApple Watchが欲しければ、モバイル通信が必要なくても高い方のGPS + Cellularモデルを買わないといけないんです。もちっと安くなると嬉しい。
その他感想
電池の持ちは気にならない
1日に1回充電してますが、ディスプレイの常時表示などをOFFにしているので、かなり余裕があります。たぶん2日くらい持ちます。
常時表示ONで同じくらいバッテリーが持てばありがたいですけど、別に困ってないので。
高度計が地味に楽しい
Apple Watch Series 6のコンパスアプリは高度も表示されます。エスカレーターで移動したりすると、リアルタイムで数値が変わります。あと緯度経度も。これが地味に楽しい。意味なく見ます。
まだ登山では使っていませんが、たぶん随時変わる高度や緯度経度を見ながらニヤニヤするんだと思います。

血中酸素濃度センサーは、使いみちがよくわからない
Apple Watch Series 6には、血中酸素濃度センサーがあります。その名の通り、血中酸素濃度を測定してくれます。


血中酸素濃度は、Apple公式Webサイトで以下のように説明されています。
赤血球によって肺から全身に運ばれる酸素の割合のことです。この重要な血液の働きがどれほどうまく行われているかを把握することで、全体的なウェルネスの状態を知ることができます。
ほとんどの人の血中酸素濃度は 95〜99%ですが、95%以下になっても通常の生活を送れる人もいます。
Apple – Apple Watch Series 6 の血中酸素ウェルネス App で、血中に取り込まれた酸素のレベルを測定する
この機能は医療用ではないため、ECGのように医療機器認証は必要なく日本でも使えます。
血中酸素ウェルネス App による測定は医療用ではなく、あくまで一般的なフィットネスとウェルネスを目的としたものです。
Apple – Apple Watch Series 6 の血中酸素ウェルネス App で、血中に取り込まれた酸素のレベルを測定する
この血中酸素濃度は終日チェックすることができるんですが、今の所使いみちがよく分かっていません。たまに運動をしていないのに80%前半になっていることもあるし。

Apple Watch SEも良さげ
Apple Watch SEはアルミニウムのみで29,800円〜。ECGや急速充電には対応していませんが、運動時のみ身につけるなら十分です。
また、傷つくのが気になる場合は、別途保護ケースを付けて日常利用するのもアリです。高度計もありますし。
【まとめ】ICカード付きの医療機器になる日が待ち遠しい
一番感じている効果はモバイルSuicaの便利さです。これにECGが加われば、かなり生活に密着したガジェットになります。
ECGはとても価値のある機能だと思っています。
体調を崩して医者に問診してもらう時、患者が医者に伝えられる客観的数値は体温くらいです。これに心電図というデータが加わるってとても大きなインパクトだと思います。日本でも早くECGが使えるようになって欲しいですなぁ。