僕の自宅のメインマシンはMac mini (M1, 2020)です。ネット接続は無線LANではなく有線LAN。
無線LANの時と比べると、明らかにネット接続が快適です。ですが、数値で比較したことはありませんでした。
というわけで、有線LANと無線LANの速度を実際に測って、どれくらい違うものなのか比べてみました。
環境
速度測定はFast.comを使いました。測定したのは、平日の20時半ごろ。
回線
回線は、IIJmioひかりのマンションタイプ。IPoEオプションも申し込んでおり、IPv6で繋いでいます。
ルーター
ルーターは、BUFFALOのWXR-1900DHP2。IPv6に対応しており、無線LANは2.4GHzと5GHzの両方を使えます。
LANケーブル
LANケーブルは、BUFFALOのツメの折れないLANケーブル。カテゴリは6a、長さは5mです。なお、モデムとルーターを繋ぐLANケーブルも、長さは短いですが同じケーブルです。
端末
AppleのMac mini (M1, 2020)を使いました。ルーターとの距離は2mくらいで、遮る壁はありません。
速度測定
無線LAN 2.4GHzの場合

ダウンロード:96Mbps
アップロード:77Mbps
無線LAN 5GHzの場合

ダウンロード:160Mbps
アップロード:380Mbps
有線LANの場合

ダウンロード:420Mbps
アップロード:430Mbps
結果のまとめ
やっぱり有線は速かった。2.4GHzの約4.3倍、5GHzの約2.6倍の速度が出ました。
無線 (2.4GHz) | 無線 (5GHz) | 有線 | |
ダウンロード | 96Mbps | 160Mbps | 420Mbps |
アップロード | 77Mbps | 380Mbps | 430Mbps |
有線LANで感じる効果
Webページの表示速度が速い
無線LANの5GHzでも十分な速度は出ていますが、有線LANのスピードに慣れるとストレスを感じるようになります。
少々画像の多いWebページでも、サクッと表示してくれるので、マウス操作のスピードも捗ります。
動画再生時の画質が下がりにくい
僕はYouTubeをよく見ます。有線LAN接続だと、ほぼ100%と言っていいくらい4K画質で自動再生されます(HD画質までの動画なら、もちろんHD画質)。
無線LANだと、たまに画質が480pに落ちたり、ひどいと360pになることもあります。不安定さが増します。
【まとめ】繋げられるなら、絶対に有線LANがオススメ
有線LANのアレなところは、とりまわし。有線なので、デスクトップPCなど場所が固定されている端末以外に使うのは現実的ではありません。
逆を言えば、ノートでもデスクトップでも、デスクに座ってPCをカタカタする時は有線LANが快適なわけです。
LANポートのないPCでも変換アダプターを使えば、USB端子にLANケーブルを繋げられます。ネット接続が必須なPCをもっと快適に使うなら、有線LANっすよ。