【宅建の勉強】iPadとApple Pencilを使って感じた7つの効果

iPad

劇的に勉強しやすくなりました。

宅建の勉強には過去問が不可欠です。僕はまだ宅建に合格してませんが、いろんな人から「とにかく過去問ですよ」「テキストを読むことよりも、過去問から始めたほうがいいくらい」とよく言われます。

僕は過去問を繰り返し勉強するのが結構おっくうでした。なぜなら紙の問題用紙やメモを使っていたから。(紙の管理が嫌いな人間です)

しかしiPad AIr (第4世代)とApple Pencilに変えてから、劇的に勉強しやすくなりました。GoodNotes 5も使っています。

この記事では、その効果を自分の失敗談も織り交ぜて説明します。

そもそも、過去問はなぜ重要?

宅建に合格した人たちから「過去問が大切」とよく聞きます。

言われるがまま過去問をこなしていると「確かに過去問は重要だなぁ」とひしひしと感じます。理由は2つ。

  • 小難しい日本語の問題文に慣れるため
  • 出題形式に慣れるため

小難しい日本語の問題文に慣れるため

僕が初めて宅建の問題を読んだ時に思ったことは「書いてある日本語がわからない」でした。

例えば、試験では以下のような問題文と選択肢が出ます。日常では見慣れない文面や言葉のオンパレード。

平成19年出題 問06

不動産の物権変動の対抗要件に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、誤っているものはどれか。なお、この問において、第三者とはいわゆる背信的悪意者を含まないものとする。

  1. 不動産売買契約に基づく所有権移転登記がなされた後に、売主が当該契約に係る意思表示を詐欺によるものとして適法に取り消した場合、売主は、その旨の登記をしなければ、当該取消後に当該不動産を買主から取得して所有権移転登記を経た第三者に所有権を対抗できない。
  2. 不動産売買契約に基づく所有権移転登記がなされた後に、売主が当該契約を適法に解除した場合、売主は、その旨を登記しなければ、当該契約の解除後に当該不動産を買主から取得して所有権移転登記を経た第三者に所有権を対抗できない。
  3. 甲不動産につき兄と弟が各自2分の1の共有持分で共同相続した後に、兄が弟に断ることなく単独で所有権を相続取得した旨の登記をした場合、弟は、その共同相続の登記をしなければ、共同相続後に甲不動産を兄から取得して所有権移転登記を経た第三者に自己の持分権を対抗できない。
  4. 取得時効の完成により乙不動産の所有権を適法に取得した者は、その旨を登記しなければ、時効完成後に乙不動産を旧所有者から取得して所有権移転登記を経た第三者に所有権を対抗できない。

ちなみに答えは3です。

それなりにテキストを読み込んだ後にも関わらず、いざ問題文を見たら「この文章は、何を言っているの???」となりました。

1文が非常に長く、小難しい言葉遣いと見慣れない単語のオンパレード。慣れていないと見た瞬間「うッ・・・」となります。もはやアレルギー反応に近い。

しかし答えや解説を読むと「あー、そういうことを訊かれていたのね。。。」「分かっていたのに。。。」となります。(ならないこともあります。。。)

書いてある内容は勉強すれば理解できるものなんですが、いかんせん難しい表現の日本語がそれを邪魔しています。

宅建試験ではそんな小難しい日本語の問題が50問出ます。

しかし不思議なもので過去問をこなしていると慣れてくるんです。この小難しい日本語に。数をこなせばこなすほど、アレルギー反応がなくなっていきます。

出題形式に慣れるため

宅建の試験は50問のマークシート方式。すべて4択。選択式です。

しかも答えは各問題1つ。複数選択ではありません。なので「楽勝じゃん」と思いがちですが甘く見てると痛い目を見ます。僕みたいに。

その理由を説明します。

宅建試験の出題形式には3種類あります。

  • 正誤問題
  • 組み合わせ問題
  • 個数問題

この中で『組み合わせ問題』と『個数問題』が宅建試験の難易度を上げています。こういう問題形式で出題されることを把握し、慣れておくことが大切です。

正誤問題

正誤問題は「次の記述のうち、正しいものはどれか?」「誤っているものはどれか?」といった選択問題です。

50問中、約8割がこの正誤問題です。一般的にもよくある普通の4択なので、だれでも見慣れていると思います。

4つの選択肢が全部わからなくても1つでもわかれば正解できる可能性があります。

例えば次のような問題です。

平成28年出題 問21

土地区画整理法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 施行者は、換地処分を行う前において、換地計画に基づき換地処分を行うため必要がある場合においては、施行地区内の宅地について仮換地を指定することができる。
  2. 仮換地が指定された場合においては、従前の宅地について権原に基づき使用し、又は収益することができる者は、仮換地の指定の効力発生の日から換地処分の公告がある日まで、仮換地について、従前の宅地について有する権利の内容である使用又は収益と同じ使用又は収益をすることができる。
  3. 施行者は、仮換地を指定した場合において、特別の事情があるときは、その仮換地について使用又は収益を開始することができる日を仮換地の指定の効力発生日と別に定めることができる。
  4. 土地区画整理組合の設立の認可の公告があった日後、換地処分の公告がある日までは、施行地区内において、土地区画整理事業の施行の障害となるおそれがある土地の形質の変更を行おうとする者は、当該土地区画整理組合の許可を受けなければならない。

答えは4です。

ちょっと極論ですが、仮に1〜4の文章を全て理解できなくても4の文章を読んで「これは誤り」と分かれば正解できるわけです。なので、この類の問題は多くの人は大丈夫と思います。

組み合わせ問題

組み合わせ問題は複数の文章を読み、提示された解答を見て、解答として「組み合わせとして正しいものはどれか」や「誤っているものの組み合わせはどれか」に答える選択問題です。

出題数は50問中1〜2問と少ないのですが、やっかいな問題形式です。

なぜなら、すべての文章を理解できないと正解が難しいためです。こういう問題が出るのが宅建試験の特徴です。

例えば次のような問題です。

平成24年出題 問17

次の記述のうち、都市計画法による許可を受ける必要のある開発行為の組合せとして、正しいものはどれか。ただし、許可を要する開発行為の面積については、条例による定めはないものとする。

. 市街化調整区域において、図書館法に規定する図書館の建築の用に供する目的で行われる3,000平方メートルの開発行為

. 準都市計画区域において、医療法に規定する病院の建築の用に供する目的で行われる4,000平方メートルの開発行為

. 市街化区域内において、農業を営む者の居住の用に供する建築物の建築の用に供する目的で行われる1,500平方メートルの開発行為

  1. ア、イ
  2. ア、ウ
  3. イ、ウ
  4. ア、イ、ウ

答えは3です。

この問題形式はやっかいですよね。

例えば「イの文章は正しい」とだけ分かったとしても、残る選択肢は1か3か4。

加えて「ウの文章は正しい」と分かったとしても、残る選択肢は3か4。結局、アの文章を理解できないと答えがわからないです。

まぁ最初に「アの文章は間違い」と分かれば選択肢は3しか残らないのですが。。。この問題のやっかいさは伝わったかと思います。

個数問題

個数問題は複数の文章を読んでその中で「正しいものがいくつあるか」を答える問題です。50問中、だいたい5〜9問くらい出題されています。

これも組み合わせ問題と同様に、全ての文章を理解できないと正解が難しいです。全ての文章を読んで「これは正しい」「これは誤り」をそれぞれ判断する必要があります。

例えば次のような問題です。

令和2年10月出題 問29

宅地建物取引業者Aが、BからB所有の住宅の売却の媒介を依頼された場合における次の記述のうち、宅地建物取引業法(以下この問において「法」という。)の規定によれば、正しいものはいくつあるか。

. Aは、Bとの間で専任媒介契約を締結し、所定の事項を指定流通機構に登録したときは、その登録を証する書面を遅滞なくBに引き渡さなければならない。

. Aは、Bとの間で媒介契約を締結したときは、当該契約が国土交通大臣が定める標準媒介契約約款に基づくものであるか否かの別を、法第34条の2第1項の規定に基づき交付すべき書面に記載しなければならない。

. Aは、Bとの間で専任媒介契約を締結するときは、Bの要望に基づく場合を除き、当該契約の有効期間について、有効期間満了時に自動的に更新する旨の特約をすることはできない。

. Aは、Bとの間で専属専任媒介契約を締結したときは、Bに対し、当該契約に係る業務の処理状況を1週間に1回以上報告しなければならない。

  1. 一つ
  2. 二つ
  3. 三つ
  4. 四つ

答えは3です。

ア:正

イ:正

ウ:誤

エ:正

このように『組み合わせ問題』と『個数問題』は普段あまり目にしない問題形式です。なので慣れておく必要があります。

そして『正誤問題』以上に問題文をきちんと読む必要があります。文章を読み飛ばす癖をなくす感じです。

iPadとApple Pencilを使おうと思った動機

先程挙げたようなことに慣れるために、過去問をたくさんやる必要があると感じました。そのために勉強を始めるまでの障壁を減らすことにしました。

一言で言うと「勉強以外のことを、気にしなくていいようにしたかった」です。勉強以外の手間と時間を減らして、勉強に集中しやすくするためです。

具体的には以下の3つ。

  • 紙を減らしたかった
  • 持ち物を減らしたかった
  • テキストを読みたい時に、すぐ読めるようにしたかった

紙を減らしたかった

僕はTACの宅建講座を受けていたんですが教材がとても多かったです。

テキスト、問題集、過去問などがあり、それらが民法や宅建業法ごとに存在します。なので、かなりの量と種類の本を受け取ります。

紙の量が多くなると見たいモノを探すのがちと手間になります。紙だと検索できませんから「あれ、どこ置いたっけ?」と探す手間も増えます。

場所もとりますので収納場所を作る必要があります。勉強が進むにしたがってノートも増えます。そして紙なので重たいです。

とにかく紙の管理が嫌いな人間なので、これを電子化したかったです。

持ち物を減らしたかった

特に休日、僕はカフェに行って勉強します。美味しいコーヒーが飲めるし集中できるからです。

そうするとテキスト、過去問、ノート、筆記用具を持っていく必要があります。そしてカフェでそれらをテーブルの上で広げることになりますが、これが場所を取るわけです。

持ち物が多いということは、それだけ管理すべき物も多いということです。細かい話ですが「シャーペンの芯はあるか」とか「消しゴムを忘れていないか」なども気にする必要がありますし、物が多いと忘れ物の確率も上がります。

テキストを読みたい時に、すぐ読めるようにしたかった

コロナとはいえ僕はそれなりに外出をします。そうすると隙間時間がちょくちょく発生します。

そんな時にパッとテキストを読めるようにしたかったです。

「じゃあ、テキストをカバンに入れて持っていけばいいじゃん」となるわけですが、宅建のテキストは民法や宅建業法、法令上の制限などカテゴリーごとに本がわかれています。

それらのテキストを選んでカバンに入れるという作業が手間なんです。

また、外出先でふと「あ、8種規制ってどんな内容だったっけ」と思っても、民法のテキストしか持っていなかったら無理なわけです。複数のテキストをカバンに入れると重いですし。

しかし、すべてのテキストをPDF化してiPadに入れてしまえば、iPad1台を持ち歩くだけですべてに対応できます。持っていくテキストを選ぶ時間と手間すら発生しなくなります。

僕が使っているiPadやアクセサリ、アプリ

  • iPad Air (第4世代)とApple Pencil (第2世代)
  • 強化ガラスとケース
  • AcrobatとGoodNotes 5

iPad Air (第4世代)とApple Pencil (第2世代)

2021年2月からiPadを使って宅建の勉強をしています。使っているのはiPad Air (第4世代)とApple Pencil (第2世代)。

強化ガラスとケース

ディスプレイにはNIMASOの強化ガラスを貼り、ESRのケースを付けて使っています。このケースはApple Pencilごとカバーできるのが良いです。

外に持ち出す時はtomtocのスリーブケースに入れてます。ESRのケースごと入れられます。

AcrobatとGoodNotes 5

アプリはAcrobatとGoodNotes 5を使っています。

PDFを読む時はAcrobat、過去問を練習する時はGoodNotes 5(有料)を使っています。

Acrobat Reader

Acrobat Reader

posted withアプリーチ

GoodNotes 5

GoodNotes 5

posted withアプリーチ

iPadとApple Pencilにして感じた効果

  • 物が減った
  • 読みたい情報をすぐに読める
  • 問題に直接書き込んで消して、繰り返し使える
  • よく間違える問題をまとめた問題集を作れる
  • 消しカスが出ない
  • 勉強する頻度が増えた
  • 勉強したことが身についている
  • 【余談1】テキストを見ながら、ノートも取れる
  • 【余談2】講義動画を見れる

物が減った

テキスト、過去問、ノート、筆記用具が必要なくなりました。勉強に必要なのはiPadとApple Pencilだけ。

家の収納スペースが広くなりますしカバンも軽くなります。「あれどこ置いたっけ?」もなくなりますから勉強に集中できます。

読みたい情報をすぐに読める

iPadさえあればすべてのテキストを読めるようになりました。家でも外でも。

なので、外出先で突然生まれた空き時間を勉強時間に当てることができます。「勉強したい」と思ったらすぐに勉強できるのはかなり強いです。

問題に直接書き込んで消して、繰り返し使える

過去問はとにかく繰り返してやることが重要。しかし問題用紙そのものに答えを書き込んで消すのは面倒だし跡が残るので、別のノートに答えを書いてました。

で、iPadとApple Pencilにしたことで、取り込んだ問題に答えを直接書き込めるようになりました。好きなだけ書いて終わったら消すだけ。超便利。

これの何が良いって、どんなに書き込んでも消すと跡が残りません。なのでいつも初めて見る問題のような印象で取り組めます。

よく間違える問題をまとめた問題集を作れる

過去問を繰り返しやっていると毎回間違える問題がでてきます。これに答えられるようにしっかり勉強するのが大事。

僕はGoodNotes 5を使って「よく間違える問題集」を作っています。これを繰り返しやることで、苦手問題を1つずつ潰せます。

問題集の作り方

やり方はカンタン。

まずGoodNotes 5に読み込んだPDFの問題を開き、よく間違える問題ページを選択してコピーをタップ。

コピー先のノートを開き、+をタップ。

ページをペーストをタップ。

すると、さっきコピーした2ページが追加されます。

消しカスが出ない

消しカスってイヤなんですよね。家でもカフェでも、指でつまみにくいゴミが出るのは悩ましいです。

当たり前なんですが、iPadとApple Pencilでは消しゴムを使わないので消しカスもでません。立つ鳥跡を濁さず。

勉強する頻度が増えた

勉強以外の手間が減ったことで勉強する頻度や「勉強しよう」と思う事が増えました。あ、iPadを使って勉強するのが「なんか楽しい」というのもあります。

なので明らかに勉強してる時間が増えました。

勉強がメインなのに、それ以外の手間に手や時間を取られるって本末転倒ですからね。仕事で言うノンコアタイムは少ないほうが絶対良い。

勉強したことが身についている

これが一番重要な効果。

勉強する時間が増えたので知識がちゃんと頭に残っていってます。勉強に集中するってほんと大事。

【余談1】テキストを見ながら、ノートも取れる

iPadでは2つのアプリを同時に表示できるSplit Viewという機能があります。これを使うとAcrobat ReaderとGoodNotes 5を同時に表示できます。

また、このSplit Viewを使うことでテキストを見ながらノートを書くこともできます。僕はあまり使わないのですがノートをよく書く人にはありがたい機能。

なお、Split Viewが使えるiPadは以下の通りです。(2021年3月13日現在)

  • 12.9インチiPad Pro (第2世代以降)
  • 11インチiPad Pro
  • 10.5インチiPad Pro
  • iPad Air (第3世代以降)
  • iPad (第6世代以降)
  • iPad mini (第5世代)

【余談2】講義動画を見れる

TACなど講義内容をオンラインで配信している専門学校があります。iPadならその講義動画を見れます。

TACの授業は2020年で終わった僕には関係ないポイントですが、通信講座を受けている人には良い効果かと。

【まとめ】勉強以外の手間と時間に、手を取られてたなぁ

勉強するための準備や物の管理など、勉強以外にかかる手間と時間がiPadのおかげでなくなりました。

勉強以外に気にしなきゃいけないことを排除すればするほど、勉強に集中できるんだと強く実感。iPad AirとApple Pencilのおかげで勉強が好きになりそうです。

あとは宅建に合格するだけ。もう出来ない言い訳は出来ないですね(笑

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