MacBook AirとiPad Airを使っている乃木介@Xです。
MacBookかiPadのどちらを買おうか迷っている人って、結構多いみたいです。
僕の周りでも結構います。
本記事では、MacとiPadの両方を使っている経験から、買うならどちらがいいかをまとめてみました。
ポイントは「目的を明確にすべし」です。
MacとiPadの強みを把握する
まずMacとiPadの強みを把握します。
↓が、個人的に思うMacとiPadそれぞれの特徴です。
Macは『情報の消費』と『情報の作成』ができる
情報の消費とは、何かを見たり、読んだりすること。
例えば↓のようなことです。
- Webページを見る
- ニュースアプリを読む
- YouTubeなどで動画を見る
- 電子書籍を読む
そして情報の作成は、何かを作ること。
- 文章を書く
- 履歴書を書く
- Excelに数値を入力する
- プレゼン資料を作る
- ブログを作成する
この両方を問題なくできるのが、Macです。
これらはiPadでも「できる」になりますが、使い勝手にハードルがあります。
iPadは『情報の消費』が得意で『作成』が苦手
いっぽう、iPadのようなタブレット端末は情報の消費に特化しています。これにパラメーターを9割振っている印象。
例えばソファに座りながら動画を見たり、本を読んだり、キッチンで料理のレシピを見たり、、、このような情報を得ることに特化している機器だと感じます。
それから画面を指でタップするだけで、こういった情報をカンタンに手軽に見られることも強み。PCが苦手な人でも使いやすい端末です。
逆を言えば、先に挙げたような情報の作成が苦手です。厳密に言うと「iPadでもできるけど、PCのほうが得意」です。
あ、指先やApple Pencilを使った手書きは強いですよ。
メインの目的と利用シーンを、はっきりさせるのが大事
購入する前に、まずメインの目的と利用シーンをはっきりさせましょう。
メインの目的とは「MacやiPadを使って、主に何をしたいのか」。
利用シーンとは「自宅デスクで使う」のか「カフェで使う」のか「立ちながら使う」などです。
特に注意すべきは、メインの目的。
「あれもしたいなぁ」「これもしたいなぁ」ではなく、「これだけは絶対に実現させたい」という目的を軸に考えることです。優先度を付けましょう。
これがはっきりしていない状態で買うのは、ちょっと危険と思います。
MacBookが向いているメインの目的
資料作成やメールなど、デスクワークに使いたい
デスクワークは『情報の作成』が多く発生します。文書作成、データ入力、メール作成などなど。
この場合は、間違いなくMacBookが向いています。iPadではないです。
そして利用シーンが家でも外出先でも、MacBookが向いています。
もちろんiPadでも、外付けキーボードとマウスを接続して、資料作成をすることは可能です。ですがMacの利便性には劣ります。
例えばEXCELのデータ入力をお願いされて「PCかタブレット、どちらを使うか?」となったら大抵の人は迷わずPCを選ぶかと。
また外付けキーボードは別売りなので、地味にかさばるし費用もかさみます。せっかくMacBookより安いのに、その魅力も消えます。
このように、メインの目的が『情報の作成』にも関わらずiPadを買うと、「最初からMacBook買っておけばよかった」と後悔する典型的なパターンに陥ります。
仕事でWeb会議をしたい
「作った資料を画面共有しながらWeb会議したい」など、Web会議で色々したいことがあるならMacBookです。
iPadでも画面共有はできますが、使い勝手はMacBookのほうが良いです。
画面共有や、別ウィンドウを見ながらのWeb会議がしやすいからです。
いろいろ拡張して使いたい
拡張性はMacBookのほうがしやすいです。
外部モニターに画面出力してデュアルモニターにしたり、DVDドライブを接続したり、カードリーダーを繋いで確定申告したり。
iPadが向いているメインの目的
電車や入浴中に本や動画を見たい
MacBookでも、電車で座りながら膝に置いて使うことはできますが、本を読むだけならスペックも費用もちょっとオーバーです。
さらに「立ちながら見る・読む」になるとMacBookはキツすぎます。
また入浴中の利用がメイン目的の場合でも、iPad一択です。防水ケースを使って防水対策ができるからです。
MacBookを風呂で使うのはかなりハードル高いです。というか僕は、MacBookの防水の方法を知りません。
Apple Pencilを使って勉強したい
iPadではApple Pencilを使ってノートを書いたり、PDFに書き込みできます。
この機能を活用して、テキスト本やノートをiPad1台にまとめることができます。
僕も、宅建の勉強用にiPad Air (第4世代)とApple Pencilを使っていますが、かなり便利です。
MacBookではApple Pencilは使えません。
画を描きたい
iPadとApple Pencilを使って画を描けます。
これはMacBook単体ではできません。(外付けでペンタブを使えばMacでもいけるかと)
iPadのアプリを使いたい
これがメインの目的ならiPadが無難です。
まぁアプリによっては、M1チップを搭載したMacでも稼働するのが、ちょっとした考慮点でしょうか。
Zoom専用の端末が欲しい
「Zoomだけできたらいい。他は何もしない。」のであれば、iPadがいいと思います。
理由はMacより安いからです。そこまでこだわらなければ、2世代前の中古品でも、もっと安いAndroidタブレットでもいいと思う。
「実家に置いて、親がカンタンにZoomできるようにしたい」といった場合もそうですね。
【まとめ】MacBookが確実と思うなぁ
iPadはよく出来た製品ですが、ここまで書いたように利用シーンがまぁまぁ限られます。
僕も読書目的でiPad Air (第4世代)を購入しましたが、『電車やカフェで本を読む』『風呂で動画を見る』『Apple Pencilを使って勉強する』以外の用途では使っていません。
「使わないようにしている」のではなく、自然とそうなりました。
特に『風呂で動画』と『勉強』という2つの用途は、iPadでしかできないことです。こういう「iPadでしかできないこと」が目的になければ、せっかく買ってもiPadは文鎮と化します。
メインの目的が「iPadじゃないと無理」でなければ、MacBookを買うのが確実だと思います。拡張性も高いですし。