今まで30種類以上のオフィスチェアに座った乃木介@Xです。
オフィスチェアって高いです。そしていろんなオフィスチェアに座って良さげなのを買っても、自宅で使い始めると「あれ?」となることも。
2023年4月に販売開始されたPalmwork Chair(パームワークチェア)は、疲労軽減に特化したリモートワーカーのためのワークチェア。
すごいのが120日以内なら返品・返金保証つき(返送時の送料は必要)。つまり自宅で試せるんです。
しかも疲労軽減にフォーカスして設計されているちゃんとしたオフィスチェア。
さらにリモートワークが前提なので、自宅に置いても圧迫感のないデザイン。オプションでヘッドレストも追加できます。
コスパが良く、品質の高いオフィスチェアです。
本記事ではPalmwork Chairの使用感を書いています。
本記事はPalmwork様から商品をご提供いただき、作成しています。
Palmwork Chairって?
デスクワークの疲労軽減にフォーカス
Palmwork Chairはpowというアプリ開発会社が立ち上げたブランド『Palmwork』のワークチェア。
同社の夜遅くまでデスクワークをするエンジニアの方々の「次の日に残る疲労感をなんとかしたい」という課題を解決するために生まれたそうです。
僕もソフトウェア業界出身なので、エンジニアの人たちの長時間デスクワークの実情はよくわかります。(腰痛で救急車で運ばれた人も見たなぁ。オフィスチェアってほんと重要。)
話を戻して、Palmwork Chairは疲労軽減に重要な「体圧分散」と「姿勢の維持」にフォーカスしています。
その特徴は2つ。
まずチェア全体へ適切に体圧を分散する設計。体を支えるお尻や腰、背中の負担を軽減する設計とのこと。
もう1つは背骨のS字カーブの維持。
背骨が描く「S字カーブ」が崩れ、腰や背中に負担が集中することが疲労の原因らしいです。
Palmwork Chairの背もたれは、背骨のS字カーブを維持することで体への負担を軽減する設計とのこと。
調節できるパーツが多い
お買い得なオフィスチェア(後述)だけど、各パーツの調節もちゃんとできます。というか調節できるパーツが豊富です。
アームレストの高さ(10cm)。
アームレストの前後(3cm)と左右(5cm)の位置。
座面の高さ(44cm – 52cm)
背もたれの高さ(5cm)
座面の前後位置(5cm)
背もたれは最大130度。
4段階でロックすることもできます。
圧迫感のないデザイン
Palmwork Chairを自宅の部屋に置いて最初に感じたのが圧迫感がないこと。
いつもは存在感のあるエルゴヒューマン・プロを使っているので余計に感じました。部屋がスッキリします。
家に置かれることを前提としているとのことですが、なるほど道理で。
オフィスではなく、家に置くことを前提にしたワークチェア。あなたのお部屋に馴染むデザインです。
家に置かれることを前提としており、高機能ワークチェアが生み出しがちな圧迫感を取り除きました。
Source: Palmwork
座り方の指南もある
以前いろんなオフィスチェアを試せるWORKAHOLICで教えてもらったのが、正しい座り方と各パーツの調整方法。
その時に「へぇ、知らんかったー」と感心したのを覚えていますが、Palmworkはこれと同じ内容を動画で提供してくれています。顧客目線が素晴らしい。
120日以内なら返品できるから座って試せる
Palmwork Chairの良いところは120日以内なら返品・返金できること(返品時の送料は必要)。
つまり自分の家でじっくりお試しできるわけです。
デザインや座り心地、使っているデスクに合うかどうかなどを実際に試して、合わなかったら返品。気に入ったらそのまま使えると。
これはとても良いとシステムと思います。オフィスチェアってちょっと座っただけだと自分に合うかどうかわかりませんから。いつもの環境で長時間使わないと良し悪しが見えてきません。
また販売側からすると、試し座りできる店舗を持つのはテナント代や人件費など大きなコストがかかります。この問題も解決して販売価格を抑えられてるんですね。
重さ | 16.1kg |
最大重量 | 136kg |
リクライニング | 最大130°、4段階 |
座面高さ範囲 | 44cm – 52cm |
座面奥行き調節 | 最大5cm |
背もたれ高さ調節 | 7段階、最大5cm |
アームレスト高さ調節 | 10cm |
アームレスト前後調節 | 3cm |
アームレスト左右調節 | 5cm |
シート・バックレスト | メッシュファブリック (ポリエステル) |
フレーム | ナイロン (PA6 + GF30) / アルミ |
キャスター | ポリウレタン |
使って感じたメリット
動きがなめらか
使って最初に感じたのが、各パーツの動きがスムーズなこと。
背もたれやキャスターはすごくなめらかに動くし、調整可能な各パーツもスルスルと動きます。
ギシギシ、ギーギー鳴ったりしません。品質高いです。
メッシュで蒸れない
一般的にオフィスチェアの生地はクッションかメッシュ。どちらが良いとかではなく完全に好み。
僕はメッシュが好きなのでちょうど良かったです。長時間座っても涼しく過ごしたいので。
ちなみにクッションは柔らかい一方で熱がこもりやすく、メッシュは熱はこもりにくい一方でイスの縁が太ももに当たって痛く感じる人もいるそうです。
コスパが良い
オフィスチェアって高いです。ちょっと良いものだと普通に10万円超えます。
もちろん安いのもあるんですけど、あまりに安物だと背中と腰がバキバキになります(個人の体験談)。なのである程度の価格のものを買わないと後悔します。
しかしPalmwork Chairは税込99,000円。そして今は期間限定で77,000円、クーポンコード『WALKONLANDS』を使えば72,000円(2023年8月6日現在)。
5,000円OFFクーポンコード:WALKONLANDS
Palmwork Chairの購入ページで使うと5,000円OFFになります。
以前エルゴヒューマン・プロを買った時に、WORKAHOLICというお店でいろんなオフィスチェアに2時間座りまくりましたが、この価格でこの品質はかなりスゴイと思います。
ちなみにPalmwork Chairが安い理由は卸業者や店舗が存在しないため。Palmwork直で買えるので安いわけです。
組み立てが簡単
Palmwork Chairは分解された状態で到着します。
なので自分で組み立てするわけですが思った以上に簡単でした。
簡単だと感じた理由は2つ。
まず組み立て方の動画があるから。めちゃわかりやすいです。
もう1つはドライバーが不要だったこと。
キャスターは差し込むだけだし、ネジ締めする箇所は5つだけ。
そしてネジ締めに必要な六角レンチは付属してて、しかも大きくて使いやすい。
よくある付属の六角レンチって小さくて使いにくいんですよね。細かい点ですがよく考えられてます。
使って感じたデメリット
リクライニング固定レバーが遠い
唯一気になったのは、リクライニング固定レバーがちょっと遠いこと。
背もたれにもたれながらだと手が届きません。
まぁちょっと前傾姿勢になれば届くので、致命的なデメリットとかではないです。
【余談】エルゴヒューマン・プロ オットマンとの比較
せっかくなのでいつも使っているエルゴヒューマン・プロ オットマンと比較してみました。
なおPalmwork Chairは標準だとヘッドレストはありませんが、2023年11月くらいからオプションで追加できるようになりました。
ただ今回提供いただいたのはヘッドレスオプションがまだない頃だったので、それをベースに比較してみます。
ヘッドレストとフットレストの有無
僕が使っているエルゴヒューマン・プロ オットマンにはヘッドレストとフットレストがあります。
エルゴヒューマン・プロにはフットレストがないモデルもあります
僕がエルゴヒューマン・プロ オットマンを選んだ理由は「寝れるくらいのオフィスチェアが欲しかった」から。
ソファに座ることはほとんどなく、デスク前にいることが常なのでできるだけデスク環境を快適にしたかったんです。
また、2枚あるモニターのうちの上モニターにYouTubeやNetflixを流し、「フットレストとヘッドレストに体を預けて楽に見たい」という希望も叶えたかったからです。
逆を言えば、僕のように四六時中デスク前にいるわけではないなら、ヘッドレストやフットレストは不要かと。
どちらもメッシュ生地
両方ともメッシュです。蒸れないので好き。
ただ座った感触は微妙に違いました。エルゴヒューマン・プロのほうが若干柔らかい気がする。
ただ使っていてメッシュが伸びて柔らかくなったのかもしれないので参考程度に。
腰のサポート
両製品に共通しているのが背中がS字カーブになるよう設計されていること。違いはその手法。
Palmwork Chairは背もたれがS字にカーブしてて、
エルゴヒューマン・プロは独立式ランバーサポートがついています。
最大の特徴である”独立式ランバーサポート”は、ユーザーの体格・姿勢に応じて自動でポジションが調節され、着座時は常に腰をサポートし快適な座りを維持できるように開発されました。
Source: Ergohuman
どっちが良いかは人によって違うと思うので、試してみるのが吉。
アームレスト
アームレストはエルゴヒューマン・プロのほうが少し大きいです。
ただ僕は、使い勝手に差は感じませんでした。
存在感
存在感が少ないのはPalmwork Chairです。
エルゴヒューマン・プロはヘッドレストがついていることもあって、存在感があります。
部屋の圧迫感をできるだけ小さくしたいならPalmwork Chairが良いです。
価格
僕が持っているエルゴヒューマン・プロオットマンは旧モデルのため、購入当時の価格を記載しています。
エルゴヒューマン・プロ オットマン ブラックエディション | Palmwork Chair |
---|---|
143,000円 (2022年4月当時) | 79,000円 (2023年12月2日現在) |
価格差、ほぼ倍ですね。
開封と組み立て
チェア自体が約16kgなので、梱包状態では約20kgくらいかと。
分解された状態で届きます。
組み立て方は簡単。やり方は取説に書いてますし、
説明動画もあります。ユーザー体験も親切設計。
ざっくり流れを説明すると、まず脚にキャスターを差し込んで、
軸を差して、
座面と背もたれをネジでとめて、
アームレストをつけて、
脚の主軸に差し込めば、
完成。
【まとめ】家で試せるコスパ良のオフィスチェア
今までいろんなイスに座ってきましたが、いつも感じるのは「高額なイスでも自分に合わないものもある」ということ。
人によって体型も目的も違うので、試さずに「高いから大丈夫だろう」と盲目的に購入するのは危険です。
なので120日以内なら返品可能なPalmwork Chairはかなり良いです。「高かったのに自分に合わなかった」というリスクを回避できるので。
また自宅に置くことを前提としたデザインなので、リモートワーク用のイスを探している人は試しに使ってみるのもアリアリです。