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【レビュー】スマホで炊飯。食べたい量を自動で計量・炊飯するIH炊飯器 SR-AX1(パナソニック)

ガジェット

SwitchBotで家電を自動化するのが好きな乃木介@twitterです。

パナソニックが「スマホでタップすると、米と水を自動計量して米を炊いてくれる炊飯器」を開発しました。

2023年7月上旬発売予定ですが、先行体験プログラムに当選したので買ってみました。これはかなり良い製品。自炊が格段に楽になりました。

  • 水と米を自動計量してくれる炊飯器
  • 人間はスマホからタップするだけ
  • 外出先でも炊飯開始
  • 炊き方は5種類
  • タイマーも可能
  • 最大2合で1〜2人世帯にぴったり

本記事ではSR-AX1の使用感について書いています。

概要

縦長の白いやつ。

正面の丸いのがおひつ。中は釜になっていて、ここにごはんが炊きあがります。

おひつは取り外し可能。

おひつは3つに分かれます。洗うのは内釜とおひつふた。

米は上面のフタを開けたところに入れます。

米は2kgまで入ります。

なお使える米は無洗米。

背面に水タンク。取り外し可能。

ここにもフタがついています。

水タンクの近くにあるのは蒸気口。

電源交流100V / 50 ~ 60Hz
定格消費電力470W
コードの長さ1m
質量4.8kg
大きさ17.6cm × 33.6cm × 33.6cm
無線LAN規格IEEE802.11b/g/n
周波数範囲2.4GHz帯
Bluetoohバージョン5.0

スマホから炊飯開始できる

専用アプリから遠隔で炊飯を開始できます。家に帰る電車のなかで炊飯開始できるわけです。

炊き方や量などを設定して『炊飯を開始する』をタップすると、、、

↓SR-AX1が米と水を自動計量して、炊飯が開始されます。

炊きあがり時間を予約することも可能。

それぞれの炊き方で炊ける量が設定されています。炊く量に合わせて、SR-AX1が米と水を自動計量して炊飯してくれます。超便利。

0.25合0.5合0.75合1合1.25合1.5合1.75合2合
銀シャリ
早炊き
カレー用
全がゆ
5分がゆ

炊きあがりまでの時間は、だいたい1時間前後です。(炊き方、炊飯量、かたさによって変わります)

なお『銀シャリ ふつう』か『早炊き』であれば本体を直接操作することで炊飯可能です。

5種類の炊き方

銀シャリ

いつも使っている炊飯器のごはんと比べても、遜色なかったです。美味しい。

0.25合0.5合0.75合1合1.25合1.5合1.75合2合
銀シャリ

かたさを調整することもできます。

早炊き

早炊き。正直僕には銀シャリと違いがわからないくらい、普通に美味しかったです。

0.25合0.5合0.75合1合1.25合1.5合1.75合2合
早炊き

銀シャリ同様、かたさの調整が可能です。

カレー用

カレー用はちょっと固め。まさにカレー屋で食べる白米です。

0.25合0.5合0.75合1合1.25合1.5合1.75合2合
カレー用

全がゆ

全がゆもできます。

0.25合0.5合0.75合1合1.25合1.5合1.75合2合
全がゆ

5分がゆ

全粥より水の量を減らした5分がゆもできます。

0.25合0.5合0.75合1合1.25合1.5合1.75合2合
5分がゆ

使ってみた感想

普通に美味しい

利便性を重視した製品なので味はそこまで期待してなかったのですが、なかなかどうして普通に美味しいです。

おそらくこの製品の競合は、冷凍ご飯とサトウのごはんだと思いますが、味において十分だと思います。

外出先から炊飯開始は助かる

僕は帰る直前まで「晩ごはんを家で食べるか、食べて帰るか」いつも決めてません。というか決まってません。

なので帰りの電車内で「家で食べよう」と決めてからでも、家で炊きたてのご飯が食べられるのはかなり嬉しいです。

洗い物がラク

洗うのは内釜とフタの2つ。それも小さいので、洗い物がとてもラクです。

自炊する気力を奪われない

従来の炊飯器と比べて、炊飯が明らかに楽になりました。そもそも炊くまでの手順が圧倒的にシンプル。

従来の炊飯器の炊飯手順
  • 1
    米を計量する

  • 2
    米を研ぐ

  • 3
    米を吸水させる
  • 4
    スイッチを押す
SR-AXの炊飯手順
  • 1
    予め水と米をセットしておく

  • 2
    食べたい量をスマホでタップする

洗い物も楽だし、従来の炊飯器に比べて自炊する気力が奪われないです。

1週間分を冷凍する手間が消えた

今までは普通の炊飯器で炊いた1週間分のご飯を、週末に冷凍していました。

この作業って腰が重たいんですよね。時間も手間もかかるし、炊飯器を洗うのってなんかめんどくさいし。

この手間がなくなったのは大きいです。

こうなったらもっと嬉しい点

食洗機対応して欲しい

この製品のおかげで、洗い物がラクになりました。あとは内釜、フタ、水タンクが食洗機対応したらもう完璧。

この製品が嬉しい人はおそらく一人暮らしか二人暮らし世帯。家事時短のニーズが強いはずなので、食洗機対応はかなりの効果があると思う。

防虫剤を利用できるようにして欲しい

米タンクに防虫剤は入れないように、と取説に書いてます。

2kgの米タンクであれば食べきるのに結構な日数がかかるので、防虫剤は入れたい。

フタの裏にポケットを設けるなどできればもっと良くなるかと。

安くして欲しい

購入価格は46,000円。炊飯器としてはかなり高いです。せめて2万円台にして欲しい。

自動計量は難しいですが「スマホ操作で炊飯開始」だけなら普通の炊飯器とSwitchBotを組み合わせればできるわけですから。

【余談】もっと機能を削っていいと思う

2000年初頭、象印やタイガーなどがムダに機能満載で、ムダに価格の高い電気ポットを売っていました。

そんな時、ムダな機能を削ぎ落とし「お湯を沸かす」ことだけに特化した電気ケトルを売り出して市場をひっくり返したのがティファールでした。

こういう発想の製品が日系企業のパナソニックから出てきたのは嬉しいです。「2合まで」「保温機能なし」などはかなり英断。

ただいい製品なんけどまだムダに高い。もっと勇気を出して機能を削ぎ落としたほうがいいと思う。

5つの炊き方や固さ加減を調整できる機能を残したのが、悪い意味で機能をつけたがる日本企業っぽいなと。(知人も同じ感想持ってました)

顧客が炊飯器に一番求めていることは「ご飯を炊く」こと。

カレー用のご飯やおかゆを作れる4.6万円の炊飯器より、半額以下で「スマホからご飯を炊けます。以上。」みたいな炊飯器のほうが顧客が求めていると思う。

個人的に思う
優先度の高い価値
(MVP的な)
二の次無くて全く困らない
使わない
・スマホから炊飯開始できる
・水と米を自動計量してくれる
・タイマー設定できる・固さを選べる
・カレー用のご飯が炊ける
・おかゆが作れる

「スマホから炊飯できる。固さ選択なし。タイマーなし。炊き方は1つ。味はそこそこ。そして1万円台。」みたいな製品を競合が出したらティファールの時のように市場を奪い取られると思います、パナソニックさん。

【まとめ】とはいえ炊飯がとても助かる製品

なんだかんだで「今までありそうでなかった炊飯器」。自炊がとても楽になりました。

事前準備が楽だし、洗い物も楽。自炊が捗るし、外食が減って財布にも優しいです。

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