M1 Mac miniとM2 MacBook Airを使っている乃木介@Xです。
2020年11月、M1チップが搭載されたMac miniが発表されました。
2021年4月には、M1チップが搭載された24インチiMacが発表されました
僕はモバイル性を求めるならMacBook Airを検討しますが、利用場所が固定されるならデスクトップ型のMac、つまりMac miniやiMacも検討します。同じような人も多いんじゃないかな。
というわけで、Mac miniとiMacを比較してみました。ちなみに僕はMac miniを使っています。
スペックを比較する
サイズを比較する
まぁ、iMacはディスプレイが一体化しているので当然のごとく大きいです。
Mac mini | iMac | |
高さ | 3.6cm | 46.1cm |
幅 | 19.7cm | 54.7cm |
奥行き | 19.7cm | 14.7cm |
重量 | 1.2kg | 4.46kg (7コアGPU) 4.48kg (8コアGPU) |
スペックを比較する
わかりやすくするためにCPU、GPU、ストレージを同じにして比べました。違いは10個。
Mac mini | iMac | |
価格 | 92,800円 | 202,800円 |
CPU | 8コア | 8コア |
GPU | 8コア | 8コア |
ストレージ | 256GB | 256GB |
メモリ | 8GB | 8GB |
ディスプレイ | なし | 24インチ4.5K Retinaディスプレイ |
キーボード | なし | Touch ID搭載キーボード |
マウス | なし | Magic Mouse |
マイク | なし | 3マイクアレイ |
スピーカー | 内蔵スピーカー | 6スピーカーシステム |
Touch ID | なし | あり |
Thunderbolt / USB 4ポート | 2 | 2 |
USB 3ポート | なし | 2 |
USB-Aポート | 2 | なし |
HDMIポート | 1 | なし |
Ethernetポート | あり | あり(電源アダプタに接続) |
ヘッドホンジャック | あり | あり |
Wi-Fi | 802.11ax Wi-Fi 6 802.11a/b/g/n/ac | 802.11ax Wi-Fi 6 IEEE 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 5.0 |
FaceTime カメラ | なし | 1080p |
冷却ファン | あり | あり |
処理能力はほぼ一緒
M1チップが搭載されているiMac、Mac mini、MacBook Air、13インチMacBook Proの処理能力はほぼ同じです。
↓がGeekbenchが公開しているシングルコアのスコア。
このニーズがあるならiMac
iMac1台ですぐに使いたい
iMacを買えばディスプレイ、キーボード、マウスもついてきます。
なのでこれ1台を買えばすぐに使えますし、ディスプレイなどを別途準備する必要がありません。
iMac1台でWeb会議をしたい
iMacにはマイク、スピーカー、FaceTimeカメラが内蔵されています。
なので、マイクやカメラなどを別途準備せずにWeb会議ができます。
Mac miniにはマイクとFaceTimeカメラは付いていません。
24インチのディスプレイで十分
iMacのディスプレイサイズは24インチ。(実際に対角線を測った場合のスクリーンサイズは23.5インチ)
この大きさで問題ない方はよいと思います。
これより大きい、または小さいディスプレイが良い人は厳しいかも。
このニーズがあるならMac mini
好きなモニターを使いたい
Mac miniは外部モニターと接続することを前提としたMacです。
なので、別途モニターを用意する必要がありますが、裏を返せば好きなモニターを繋げるということ。
「24インチより大きいモニターを使いたい」「ウルトラワイドモニターを使いたい」「もっと小さいモニターを使いたい」「モニターはある」といった場合に良いです。
あ、一応24インチiMacのThunderbolt / USB 4ポートに、外付けモニターを繋ぐことはできます。いわゆるデュアルディスプレイ化。
費用を抑えたい
本記事で比較しているスペックの24インチiMacとMac miniの差額は、110,000円。
Mac miniを買ってモニターなどを別途準備しても、iMacよりも費用をだいぶ抑えられます。
例として、参考予算を下に書いてみました。
Web会議もすることを前提に、外付けモニターやWebカメラなどを含めた予算です。合計金額は24インチiMacを買うよりも、47,000円安くなります。
Mac miniの場合
Mac mini | 92,800円 |
34インチ ウルトラワイドモニター | 40,000円 |
Webカメラ | 8,000円 |
スピーカー | 9,000円 |
ヘッドセット | 6,000円 |
合計 | 155,800円 |
24インチiMacの場合
24インチiMac | 202,800円 |
合計 | 202,800円 |
上に挙げたMac mini以外で別途購入するものは、ちょっと高めのものを選んでます(特にモニター)。
安いものを選べば、さらに1万〜2万円くらい安くできると思います。
僕がMac miniを選んだ理由
iMacかMac miniのどちらを選ぶのかは、これまで書いてきたとおりニーズによって変わると思います。
ちなみに僕はMac miniを使っています。
Mac miniは24インチiMacよりも早く発表されましたが、たとえ発表が同じタイミングでも間違いなくMac miniを買っていました。
主な理由は以下4つ。一言で言えば「Mac miniのほうが変化に対応しやすいから」です。
好きなウルトラワイドモニターを使いたかった
MacBook Airをメインに使っていた頃は、ウルトラワイドモニターに繋いで使っていました。
引き続きこのモニターを使いたかったので、Mac miniを買いました。
Mac miniはiMacのようなディスプレイ一体型ではないので、今後もっと良いモニターが発売されても、好きなモニターに交換することができます。
iMacはディスプレイ一体型なのでモニター交換ができないです。
一応、iMacに外部モニターを接続することはできますが、ウルトラワイドモニターを接続したら2台になるわけですから、かなり場所を取ってしまいます。
iMacはどこが故障しても、まるごと修理に出す必要がある
iMacは本体やディスプレイ、スピーカーやマイクなどが一体になっています。
それゆえケーブルマネジメントの手間が少なく、見た目もスッキリします。これ1台ですべて事足りる強みもあります。
一方で、スピーカーやWebカメラなどのパーツが故障した時に取替えができないです。
例えばiMacのディスプレイが故障した場合、iMacをまるごと修理に出す必要があります。昔のテレビデオみたいな感じ。
スピーカーやマイク、カメラを既に持っていた
Mac miniを買う前から、外付けのスピーカーやカメラなどを使っていました。
なので、わざわざオールインワンのiMacを選ぶ理由が弱かったです。
マウスやキーボードなど、僕がMac miniと一緒に使っているガジェットは↓の記事でまとめています。
好きなスピーカー、マイク、カメラを使いたかった
スピーカーとマイクとカメラを既に持っていたことに加えて、自分が使いたいものを使いたかったからです。
使いたかったスピーカーはYAMAHAのNX-50、マイクはMovoのVXR10、カメラはSONYのα6300。
もちろんiMacにも繋いで使うことはできます。
しかしiMacにはスピーカー、マイク、Webカメラが元から付いてますから、その分の価格がもったいないと感じました。
【まとめ】iMacデザインの好き嫌いが、意外とキーポイントかも
新しいiMacのデザインは賛否両論。好みがはっきり分かれると思います。
iMacのデザインが気にならないかどうかが、比較対象に入るか否かを左右するかも。
僕は前述の通りMac mini推し。
ただ、どちらも処理能力はほぼ同じなので、迷った場合は「なんかこっちのほうが欲しい」という気持ちに従うのもよろしいかと。